2003年11月18日(火) |
突撃となりのばーちゃん(完結編) |
・・・・・・・ちがいますよ。
死んでませんって、ばーちゃん(笑)
お馴染み突撃となりのばーちゃんですが 今朝もまたまたピンポンピンポン玄関ベルを鳴らしまくりでご登場。 それを聞いて夫と二人
「また今日は何曜日か聞いてくるよ。聞かれる前に火曜日って言うとこーか」
などと笑いながらドアを開けました。
ら。 「おはよーばーちゃん、どーしたと?」
「あのですな、今日・・・養老院に連れていかれると」 「ええっ?」
・・・・・・・・・・・・・・・・。
「相部屋って・・・今日、荷物運ぶから・・・お世話になって・・・」
ばーちゃん自らわざわざ挨拶ですよ。 なんかちょっと安心しつつ、 でも養老院にやられることへの不安みたいのが 「連れていかれると・・・」って言葉にかいま見えて ちょっとかわいそうになりました。
「元気でね、がんばりーよ」
「・・・ありがとう」
そのうちわらわらと福祉関係の人々だのなんだのがやってきて 荷物をがんがん運んでいきました。 ばーちゃんの肉親は誰一人としてウチに顔だしませんでした。
最後に残った家財道具が廊下に置き去りになったまま 「明日片付けにきますからすみません」と 業者の一人が挨拶して帰りました。
あっという間にもぬけの殻。
となりのばーちゃんは今夜から相部屋の施設です。 御飯は食べられるし 風呂も入れてもらえるし 時間だって曜日だって もう忘れたって平気かなあ。
転んだときは誰かがすぐに見つけてくれるし 眠れないときは睡眠薬もらえる。 停電して途方にくれることもないし 時計が見つからないって探し回ることもない コンセントがわからなくなったといって わざわざ隣まで出かけることもない。
よかったやん、ばーちゃん。 これからはみんなと仲良くして安心して暮らしーね。
よかったよかった。
隣人の孤独死だけは避けられた・・・(´Д⊂
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