Dynamite徒然草
Dynamite徒然草

2002年12月02日(月) ひとりきり。

昨日が通夜、
今日は葬儀。

あっという間といえば、あっという間の出来事です。

無事に葬儀も終わり、
遺影を前に親族が酒を酌み交わしていました。

義姉には1人残した娘があります。
二十代の若き喪主は、
か細い体を喪服につつみ、
丁寧に親族に頭を下げていいました。

「私1人では何もできませんでした。ありがとうございました・・・」


離婚調停中の彼女は、
母の死で、
娘の親権を手放す覚悟を決めたと聞きました。


ひとりきり。という言葉が、
ほんとうに存在するんだということを、
青ざめた横顔に感じて、
涙が出そうになりました。



救いだったのは、
彼女をずっと支えてくれていた友達がいたこと。

あの子は家族を失ってひとりきりだけど、
同じ涙を流してくれる友達がいるから、
きっと、だいじょうぶ。

強く生きるんだよ。


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書いてる人 : Dynamiteおかん