2002年02月09日(土) |
恨みの味噌バターラーメン |
ラーメン。 博多では「とんこつ」が常識。 が、私がよく行く大型ショッピングセンターには なぜか北海道系のラーメン屋がある。
本日はこのラーメン屋のある飲食店街で昼食をとることにした。 あたしは最近ハマッている「石焼きビビンバ:めんたいこトッピング」にした。 で、息子がラーメン店のほうを指さすので、 博多では珍しいこの「北海道系ラーメン」に足を向けた。
注文した。味噌バターラーメンを。 金を払った。できたら音が鳴るヤツをもらった。待った。ならない。 やっと鳴った。カウンターに行った。「え?」と言われた。空耳か? そしてまた待った。鳴った。カウンターに行った。 「どうぞー」能天気な声だ。 見た。味噌バターラーメンじゃないのは一目瞭然のしょうゆラーメンだ。
あたし「これ味噌バターラーメンですか?」 店員「は?」 あたし「これが味噌バターラーメンだってんなら食うけど、これは味噌バターラーメンなの?」 店員「はあ・・・」
あたし「こ・れ・は・み・そ・ば・たー・らーめんかって聞いてるんだけど?」
店員「違います・・・」 あたし「・・・できたら呼んでね」 店員「・・・・・」
・・・・待てど暮らせど呼びもしない。 「まだ?」とカウンターに声をかけた。 「・・・はあ・・・もうすぐかと・・・」
・・・・・・・・・・プチッ。
しかしここは人目が多すぎる。 兄貴、ヤバいことはやめたほうがいいですぜ。
・・・そんな脳内弟分の声が聞こえる。 そうだなサブ、ここはいったん引き上げるとするか。
「もういいよ。これ返す」と、音の出る物体をカウンターにパチリと返し、 二度とこねぇよ!と、ココロの中でつぶやく。
しかしラーメンを待っている2歳児の腹にも限界がきている。 母はうどん屋にいき、三十秒も待たずにできるうどんを買ってくる。 息子はうどんでも何でも、この際腹にはいりゃいいやとばかりに食う。
やがて「味噌バターラーメンお待ちのお客様ぁぁ」と、 クソむかっぱらのたつ能天気な声が響く。
・・・何がお待ちのお客様だ。
一瞬「金かえせゴルァ!」と思ったが、 脳裏で弟分がつぶやいた。 「兄貴、いきやしょうぜ」 「そうだな、サブ」
フッ・・・ 博多の人間が博多の町で、 とんこつラーメン以外の店に足を運んだ罰だと思うことにすらぁな、サブ・・・
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