一夜明けましたが、いわゆる#ふて寝#状態で(笑) ・・・いや、緊張感が解けたせいか、やや風邪気味のようで・・・。
昨日の敗戦で、育英のこの代は、終わりました。 私の率直な気持ちは、寂しいということです。
#このメンバーが育英のユニを着て試合をすることは、もうない#
それが、寂しいのです。 競技として、サッカーをやっているのだから、勝ち負けは、大きいものです。 勝つ喜び。そして、勝つことで得られるたくさんのこと。 それは、充分わかっています。 だけど、勝つことだけが、すべてじゃない。 負けたときに、こういうことを言うと、#負け惜しみ#だと言われるでしょう。 そう言われても、それは、それで、正しいのだから、かまわない。
何度か、ここでも書いていますが 彼らのサッカー人生は、高校で終わるわけではないので 試合に負けたことを、必要以上に悲しむ必要はない。 私は、そう思っています。 だけど、この代の選手が、育英のユニを着ての試合は、昨日が最後。 とにかく、それが一番寂しい。
私と前橋育英高校サッカー部とは、もともと、何の関係もありません。 サッカーが好きな私が、見つけた地元のサッカーチーム。 きっかけは、それです。 当時、高校生の試合というものを、無関係者が見ていいものだとは、思っていなかった。 ・・・まあ、別に、試合を見たとしても、全く問題なかったわけですが(笑) 最初は、公式戦のみで、遠くから見ているだけでした。 選手も、公式戦に出場する 11人+何人か、そのくらいしか、知りませんでした。
育英グランドができたのは、私にとって、大きな出来事でした。 それまで、学校内で練習をしていたサッカー部が、見える場所に出てきたのです。 ・・・学校内のグランドに行くなんて、無関係者の私にとって、ありえないことでしたから・・・ 公式戦後、練習試合がある機会も多く、そのまま、ずっとグランドに残って 試合を見続ける日々が、異常に増えました。 今年の3年生からは、育英グランドのおかげで、ほぼ全員、試合に出ている姿を見ています。
前橋育英高校サッカー部には、3学年で、100人弱の部員がいます。 3年間、公式戦に出場しないで卒業する選手のほうが、多いのが事実。 試合に出る選手たちを支えている、多くの試合に出ない選手がいる。 その事実を、いつも、しっかり、心の中に刻んでいました。 以前は、その#公式戦に出られない選手#のことは、ほとんど知りませんでしたが それが良いことなのか、自分でも判断がつかないけれど 今の私は#公式戦に出られない選手#のことも、知るようになりました。
もちろん、彼らの細かい人間関係は、私には、わかりません。 私が知っているのは、グランドでの姿だけ、ですから。 でも、彼らは、みな、同じ学校のクラスメートです。 そして、目標に向かって頑張っている姿を、ずっと見てきました。
試合に負けて、この代が終わったのは、悲しいです。 もっと、もっと、みんなの姿を見たかった。 でも、しつこいけれど、試合に負けたことを、必要以上に悲しむことはない。
プロ選手になる人もいる。 大学でサッカーを続ける人もいる。 サッカーの指導者を目指す人もいる。 違う道を進んでいく人もいる。
昨日の試合が、思い出になるには、少しばかりの時間が必要かもしれません。 だけど、みんな、新たな目標に向かって進んでいく。
私にも、辛い思い出の日が、またひとつ増えてしまったけど みんなに出会えて、本当に幸せだった。 そう思っています。
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