+++反省しても、後悔しない+++

2005年11月13日(日) 一夜明けて

一夜明けましたが、いわゆる#ふて寝#状態で(笑)
・・・いや、緊張感が解けたせいか、やや風邪気味のようで・・・。

昨日の敗戦で、育英のこの代は、終わりました。
私の率直な気持ちは、寂しいということです。

#このメンバーが育英のユニを着て試合をすることは、もうない#

それが、寂しいのです。
競技として、サッカーをやっているのだから、勝ち負けは、大きいものです。
勝つ喜び。そして、勝つことで得られるたくさんのこと。 
それは、充分わかっています。
だけど、勝つことだけが、すべてじゃない。
負けたときに、こういうことを言うと、#負け惜しみ#だと言われるでしょう。
そう言われても、それは、それで、正しいのだから、かまわない。

何度か、ここでも書いていますが
彼らのサッカー人生は、高校で終わるわけではないので
試合に負けたことを、必要以上に悲しむ必要はない。
私は、そう思っています。
だけど、この代の選手が、育英のユニを着ての試合は、昨日が最後。
とにかく、それが一番寂しい。


私と前橋育英高校サッカー部とは、もともと、何の関係もありません。
サッカーが好きな私が、見つけた地元のサッカーチーム。
きっかけは、それです。
当時、高校生の試合というものを、無関係者が見ていいものだとは、思っていなかった。
・・・まあ、別に、試合を見たとしても、全く問題なかったわけですが(笑)
最初は、公式戦のみで、遠くから見ているだけでした。
選手も、公式戦に出場する 11人+何人か、そのくらいしか、知りませんでした。

育英グランドができたのは、私にとって、大きな出来事でした。
それまで、学校内で練習をしていたサッカー部が、見える場所に出てきたのです。
・・・学校内のグランドに行くなんて、無関係者の私にとって、ありえないことでしたから・・・
公式戦後、練習試合がある機会も多く、そのまま、ずっとグランドに残って
試合を見続ける日々が、異常に増えました。
今年の3年生からは、育英グランドのおかげで、ほぼ全員、試合に出ている姿を見ています。

前橋育英高校サッカー部には、3学年で、100人弱の部員がいます。
3年間、公式戦に出場しないで卒業する選手のほうが、多いのが事実。
試合に出る選手たちを支えている、多くの試合に出ない選手がいる。
その事実を、いつも、しっかり、心の中に刻んでいました。
以前は、その#公式戦に出られない選手#のことは、ほとんど知りませんでしたが
それが良いことなのか、自分でも判断がつかないけれど
今の私は#公式戦に出られない選手#のことも、知るようになりました。

もちろん、彼らの細かい人間関係は、私には、わかりません。
私が知っているのは、グランドでの姿だけ、ですから。
でも、彼らは、みな、同じ学校のクラスメートです。
そして、目標に向かって頑張っている姿を、ずっと見てきました。

試合に負けて、この代が終わったのは、悲しいです。
もっと、もっと、みんなの姿を見たかった。
でも、しつこいけれど、試合に負けたことを、必要以上に悲しむことはない。

プロ選手になる人もいる。
大学でサッカーを続ける人もいる。
サッカーの指導者を目指す人もいる。
違う道を進んでいく人もいる。

昨日の試合が、思い出になるには、少しばかりの時間が必要かもしれません。
だけど、みんな、新たな目標に向かって進んでいく。

私にも、辛い思い出の日が、またひとつ増えてしまったけど
みんなに出会えて、本当に幸せだった。
そう思っています。


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