某突起名が、じゃないですよ。
最近、テルミさんの方が悪いところが増えている感じ。
まあ、突起よりも24歳も年上なのだから当たり前か。
最近、某突起名は保険に入りました。
怪我専門の保険です。
怪我で死ねば1500万円おりる保険です。
テルミさんも転倒が多くなって、
テルミさんも同じ保険に入りたかったのだけれど、
大手保険会社と地銀のコラボ製品なので、
地銀に口座を持たないテルミさんは入れませんでした。
あと、万が一、お互いに望む葬り方とかも、
ちょっとずつ話し合うようにもなりました。
だって、この日記を書きはじめたのは25歳の頃でしたが、
今はもう43歳ですもの。これで今月中に44歳になります。
決して若くありません。
テルミさんはもう自分が死んでも負債を抱えないように、
でも、生きている間はお金を使いたいので、
某突起名によく我儘を言うようになりました。
その我儘で、中の人が増えているのも知らずに。
「もうちょっと○○ちゃんが強かったら、解離性同一性障害
なんて、面倒な病気にならなかったのかもしれないのにね〜。」
と、中の人をからかいます。
「「「ちょっとあの女、殺してきていい?」」」
複数の声が重なる時に、私は、自分がコレクションしてきた
包丁の中で一番気に入っている牛刀を手に取ります。
「待って!H!待って!二度と言わないから殺さないで!」
「別に良いじゃん!自分たちなんて社会のゴミなんだから。」
「H!私たちまだ死にたくないよ!」「嘘つけ!早く死にたい癖に!」
「H!なんでテルミさんの部屋に行くの?無理心中って事!?」
「余計に嫌だ〜〜〜〜〜!!!!!」「助けて!思い留まって!」
「「「えいち〜〜〜〜〜!!!!!」」」
・・・・・・。
翌朝、何もなかったことになっている朝に目が覚めます。
顔に手を触れると涙で腫れ上がった状態。
こういうギリギリの線の上を歩きながら、私たちは生きています。
「うなされてたよ〜。だから早く寝ろって言ったのに。」
私以外の5人(←増えとる。)ともが、アレが現実ではなかったと言います。
微かに振り下ろした牛刀にテルミさんは気がついていた。
でも、その前日に私の病を酷く笑ったから、
私たちに殺されても文句は無かったというか、
こんな不完全な脳に産んだ責任をとるつもりだったのでしょう。
だって、牛刀を振り上げた私と、テルミさんの目は、
あってましたもの。
エンディングノートとか書こうかとか、
家族葬にしようとか、家族旅行に行くみたいに、
ふたりで考えましたもの。
その時のテルミさんの、目でしたもの。
テルミさんはちょっと寝たまま笑っていて、
言いましたもの。
「叡智?」
翌朝、テルミさんは何も知らぬげに、
「○○ちゃん、トースト焼いてくれない?」
きっとこの関係はこの世の終わりか、
私とテルミさんのどちらかの死でしか完結しないのでしょう。
一応、テルミさんの介護をするためにK市に戻ってきましたので、
自分がボケる前にテルミさんが亡くなってくれるとありがたいですね。
不謹慎ですけど、それでも。
不思議とテルミさんが死んで、某突起名が自由になるのかな。
なんて、頭の中はわりと冷静に考えてます。
私の方が先の方がありがたいのですけどね。
夏も過ぎたというのに、死ぬの死なないのと申し訳ありませんでした。
某突起名のエンディングノートはいまだに白紙です(笑)
あ、明日は早よから長老兄弟の研究参加だった!
その前にテルミさんを迎えにH野までひとっ走りですね。
少し睡眠がとれると良いな。
では、皆さん、アデュー!
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