・・・「I」という人格がいる。
これが、ペドフィリアで、ネクロフィリアな
どうしようもない残酷変態野郎なのだが、
何故か金銭の整理、つまり会計とか家計をまとめるのが天才的に上手い。
試しに二ヶ月分の家計を整理させたら、
ピシッと某突起名の年金の中で要るモノ・要らないモノを分けて、
勘定を合わせてきた。
以来、家計の計算はIに頼むのだが、Iは夜行型。
突起はぺかぺかの昼型。というか普通の人。
・・・しかし体は突起もIも分けられない。
午前4時頃に起きて計算機を片手に、
もう片手には修正テープ。さすが天才。
突起と母が考えた家計を見事に無駄なく、
かえって要るモノが次々と炙り出される。
なので、最初の一ヶ月間はそのライフサイクルに付き合っていたが、
一番気持ち良く眠れる時間帯に起こされるので、
体の方がフラストレーションが溜まり、
下痢をしたり、しつこい便秘をしたり、
無いハズの生理痛に見舞われたり。
お金の整理ができる以外に良い事なし。
しかも、趣味が、見事に某突起名の父に似て、
さっき言った通り、ペドフィリア・ネクロフィリアときているので、
I以外の人格で見張っていないとパソコンが汚染される。
変な.mp4ファイルがDLされている。不思議な拡張子の羅列。
これだからIは外に出せないんだよー!!!(TT。
「ははは。悪い悪い。」
「ははは、じゃねー!見る夢まで監視するつもりはないけど
夢を見るだけにしてよ!パソコンにDLしちゃダメ!」
「え〜、このPCって1T以上容量あるじゃん。活用しないと。」
「そういう問題じゃない!」
「ん〜。H(←私。)の宗教に反対するわけじゃないけど、
闇の部分の処理が杜撰なんだよ。実際に、俺はエホバ信仰してないし。」
「強制はしないよ?けどこっちに持ってこないでっていう話。」
「その言葉そっくりお返しするね。」
「なに〜!?」
・・・はい、ストップ!
「え〜ん、T〜(TT。」
「あ、T、ひさしぶり。」
議論は禁止って言ったでしょ?
まあ、今のは議論とも言えない子供のケンカだけどね。
「眠れないだけでフラストレーションなのに
信仰の邪魔までしてくるなら
私が自分で家計やるよ〜(TT。」
「やってみろ。できないクセに。」
ほら、同じ脳の中で悪意なんか染み出されると
こっちとしても迷惑なんだよね。
Hじゃないけど、Iは自分の境遇に不満があるのはわかるよ?
でも家計ができるっていうのはひとつの能力なんだから、
そっちを趣味にして「やりがい」にすることはできないかな?
「ペド、ネクロ以外に趣味作れってこと?」
まあ、早い話がそういうことだね。
「こいつなんかかなり自分の趣味に金注ぎ込んでるけど、
そういうのは許されるの?」
「私の趣味はSと共同だもん。
一人で勝手にやってることじゃないもん。
それにお金使う時は必ずTに相談してるし。」
「あの1セットで2万円もするパウダーとかも、
Tの許可があるからOKなわけ?俺的には許容できん。」
「もう、今年限りってことにしてるもん。」
「じゃあ、俺も今年限りにするから"死体のある風景"買ってよ。」
・・・それはちょっと(^-^;
「エホバの為なら日陰で生きてる俺らの存在もポアってか。
TもHも見解に違いがございませんね。レベル低い。」
「すいませんね!頭が悪くて!」
「その言葉選びの下手くそさで友達何人失った?」
「知らんわ!数えとらん!」
だから、そういうやり取りを頭の中でするなっていうの!
消すよ?
「「すいません。」」
とにかく、Hはエホバを信仰してる割には短気だからそこを直すように。
IはHに家計の運用の仕方をレクチャーして。
リアル育てゲ―だと思って、Hを導いてやって。
同じ脳の中なんだからお互いを尊重して仲良くするように。
「「無理」」
・・・無理でもするの。
今度、私を起こしたら、次は無いと思いなさい。
「「ハイ。」」
Hも眠いのはわかるけど、電卓弾く程度のお手伝いはしなさい。
Iは逆に、その昼夜逆転体質を直しなさい。
聖書にもあるでしょ?互いのことをよく考えて愛を表しって。
二回言うけど、とにかく仲良くね。
「「ハイ・・・。」」
愛するたっちゃん兄弟が研究参加してくれる日が
やっと決まったんだから、ふたりとも平和にね。
Hは特に良いお茶をテイスティングするんでしょ?
頑張りなさいよ。
Iもエホバは軽視してても聖書は好きでしょ?
聖書を網羅して、暗記苦手なHに単語帳でも作ってやったら?
Hももうちょっと聖書は真面目に読みなさいね。
・・・私はもう寝るけど、とにかく平和。平和よ。
聖なる力が生み出すもの九つ、覚えてるでしょ?
H、暗唱しなさい。
「愛、喜び、平和、辛抱強さ、親切、
善良、信仰、温和、自制・・・デス。」
できるじゃな〜い!
その調子で励みなさい!
じゃあ、またね!
「・・・消えた。」
「消えたね。」
「取り敢えず12月の出費予定でも書き出すか。」
「そうだね。」
「珍しく協力的。」
「・・・そういうこと言ってるとまたTが来るよ。」
「 」
ちなみに、Iの指示に従って突起が電卓を叩いて、
協力して書き上げた出費予定は真っ赤っ赤の赤字でした。
どうやって生活しような・・・。
今、寝ている母を、家計に取り込めないか相談していますので、
上手くいくように祈っていてください。
それでは夕食なのでアデュー!
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