2014年12月08日(月) |
涙。(無突さん由来。) |
最近、泣いていない。
良い意味でも悪い意味でも涙を流す機会が無くなった。
そういえば、無突さんは、私の部屋へ通って来ていた頃、
よく泣いていた。
某突起名が黙っていると、
「またか。」と思うくらい、恋人がいないと自己肯定感が得られず、
かと言って突起が慰めの言葉をかけることが許される雰囲気でもなく、
ひたすら人様(某突起名)の枕を涙で濡らした。
後々、彼女ができた時の態度の大きさに、
突起が「現金なヤツめ。」と、こっそり溜め息をついていたのも知らぬが仏。
以来、無突さんは私の前で涙を見せることは無くなった。
問題は私である。
無突さんに彼女ができて、
「彼女が一番。お前は二番や。」と告げられてから、
異常に夜が寂しくなり、無突さんの就業時間中にでも電話しまくり、
無突さんが新しい彼女と楽しんでいるであろう週末にまで
「絶対、取らへんからな」と言われていたにも関わらず
兎に角、電話をしまくった。
涙はとめどなく噴き出すし、胸は苦しいし、声にならない叫び声はノドを痛めつける。
某突起名的には人生で二番目に最悪な時期だったと思う。
しかし涙というのは流したら流したら流しただけ枯れるものらしい。
無突さんに抱かれる度に、純粋な彼の匂いとは違う別の匂いを感じるようになった。
一番の彼女の匂い。
まだ側に居て、と、乞うつもりが、
眠い。
疲れた。
無突さん、もう帰りなよ。
…という言葉にすり替わった。
行かないで、の、一言が煩わしかった。
そもそも人に対する情に薄い女である。
何処の馬の骨かわからないような女の人の手垢がベタベタついた体に、
未練や執着はゆっくり乾いていった。
無突さん由来の涙は枯れた。
此処数年、彼の存在を忘れるようになったからである。
勿論、涙は無突さんの専売特許ではないので、時間ができたら
他の涙の話でも書こうかな。
ちなみに、この日記のメールボックスは使えません。
ちょっとずつ環境整備していくつもりですが、いましばしお待ちを。
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