ほっこり日記
ふー



 

ドアの取っ手 大阪の十三(じゅうそう)という繁華街に第七藝術劇場という映画館がある。東京で言うと、ポレポレ東中野とかが似たところになるそう。この映画館には、ここでないとやってない映画しか見に行かないので、いいかどうかは別にして印象に強く残る映画ばかりである。


 『在日』『タイマグラばあちゃん』『わたしの季節』『スティーヴィー』・・・優れたドキュメンタリーを見たければここに行くしかない。というわけなのだが、行くときにはいつもドアが開いていることが多い。そして、朝一番で見に行くときは、スタッフよりも早くについてしまい、というか、スタッフがぎりぎりにしか来ないのだろうけど、というか、それで十分な客入りだからなんだけど、というわけで、しまったドアにお目にかかるときには、ドアの直近で待っていることが多くて、気がつかなかった。


 写真を撮って家で見てはじめて気がついたのだから、撮っているときにさえ気がつかなかった。ドアに文字が描いてあるなんて。


ドアの文字 わざと分かりにくく描いてあったのね。せっかくドアの取っ手に雰囲気があるのに、ドアに字を描くなんてあんまり好きじゃない。それでも小さな映画館にいろんな思いがつまってるんだろうな。支配人さんの勝負魂かね。ちょっとのっぽさんみたいな感じの人。


2006年05月10日(水)
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