自言自語
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2003年07月22日(火) ---2

その通りは
繁華街からちょっと離れた場所にあって
ちょっと静かで
でも決して人通りが少ないわけじゃなくて
車は滅多に通らなくて
通りの左右に並べられたショーウィンドウが綺麗で
ふらふらふらふら
歩く道

そこはお気に入りの場所だけど
買い物はほとんどしない
その通りの雰囲気だけを楽しみに
ふらふらふらふら

最初にそのオジサンを見たのは
去年の冬だったかしら
店と店の間にある小さな路地に
オジサンが一人たたずんでいた

この通りには似つかわしくない形(なり)だったわ
浮浪者だと思った
だから気にしなかった

2回目に見かけたのは今年の春だった
やっぱり同じ場所にいたの
何気なく視界に入って
最初は気付きもしなかった

でも帰りの車の中ふと思い出して
そういうえばあのオジサン去年の冬にも見たわ
だって全く同じ格好だったんですもの
間違いないわ
あそこに住んでるのかしら?


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