掃除しないぐらいじゃ人間死なないから! って言うけど、割と死ぬよね。 そう、喘息持ちならね。
めっきり寒くなって来たので、お気に入りの毛糸のカーディガンを引っ張り出した。 「ニットコート」として売られていたのを、海外通販で7割引きの1万5千円で買ったような記憶がある。 前開きのファスナーが一寸だけ錆び臭いけれど、極太の毛糸でポッケも付いてて、お尻の下まですっぽり覆ってくれるのでとても暖かいのだ。 デザインも気に入っていて素敵なのだが、すぐ毛玉だまだまが出来て、お外に着て行くのは一寸恥ずかしいので、部屋着として重宝している。 但しこれを着ていると、部屋の隅っこにふわふわの埃が溜まるのが難点。
しかし着始めて2日で喘息が悪化した。 日中でも喘鳴が出て痰が絡んで咳込むなんて、最初は風邪のせいかと思ったが、ひょっとしてコイツのせいでは……。 そう思い当たって、フリースのパーカーに着替えてみたら、2日で改善した。 ウールでクリーニングが必要な服で面倒だから、昨年は仕舞っ放しで着なかったのでわからなかったのだ。 お気に入りだったのに、もう着られないなんて悲しい。 サイズアウトもしていないのに!
風邪や洋服程度でこれだけ苦しいのだから、武漢肺炎なんかに罹った日にゃ、割とあっさり死んじゃいそうだなーと自分でも思う。 でも死ぬのはあっさりじゃなくて、息が出来ずに苦しんで死ぬ訳だよな……嫌だな。 もし罹ったら、日本政府を訴えたい。 ちゃんと防疫体制取らなかった政府の責任だろこれ。
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