2020年08月09日(日)
差別問題に摩り替えるな
暫く前に、最後の牙城・岩手でもとうとう武漢肺炎感染者が見付かったとか。 関東に遊びに行ってわざわざ感染者と同じテントで寝泊まりしたとか、東京からの人間を飲食店で接待したとか、あーあ馬鹿だねーとしか。 つーかこのご時世に飲食店で接待とか、東京の人間も断れよ。ただで飲み食いしたかったんだろうけど、仕事上でも必要最低限の接触に留めておけば良かったのものを。 結局、ウイルスを拡散させているのは、その殆どが、想像力の欠如した馬鹿なんだろうなあと思う。 そして、岩手の感染者を出した会社には、さっさとそいつをクビにしろ等の電話がかかっているとか。 青森では、東京から帰省した男性の家に、「さっさと帰って下さい」の手紙が投函されたという。 これだから田舎は、とか言う人がいるけれど、地元住民の不安は当然だと思う。 都会にお住まいの皆様は、これ等の電話や手紙を「嫌がらせ」「中傷」と言うけれど、このご時世に危機意識の薄い人間に対して腹を立てるのは当たり前だろう。 ただ、感情をぶつけるだけでは駄目で、きちんと理性的に抗議すべきだとは思う。 感染の可能性がある他県の人間と不用意に接触してウイルスを持ち込んだ危機意識の薄い社員をクビにするかどうかは会社が判断すべきで、こんな馬鹿クビにしちまえと憤るのは理解出来るが、電話して怒鳴っても意味が無い。 青森の手紙の差出人は、感情を交えずに淡々と何故迷惑なのかをきちんと説明すれば良かったのだ。 そして青森に帰省した男性はその10日前の検査で陰性の判定を受けたそうだが、その期間に感染している可能性もあるのだから、その10日間に徹底して自己隔離している場合以外、この検査結果には意味が無い。 これ等の記事を読む限り、記者は感染者達を「差別」を受けた「被害者」扱いしているが、彼等は地元住民にとっては「加害者」になり得る。だから排除しようとしているのだ。 これは「差別」の問題ではなく、「公衆衛生」の問題だ。 感情ではなく理性で、問題を分けて考えるべきであろう。 私の考えでは、この問題に限らず、「差別」問題に摩り替えようとする奴は大抵信用ならない。 BLM運動などは、その最たるものだ。 最近は「差別」「ハラスメント」を盾にする事が、葵の御紋の印籠を掲げるようなものになってしまっているが、それでも怯まないトランプさんかっけーと思ったのが、今年5月のこの会見。1:40辺りから。VIDEO “I'm not saying it specifically to anybody. I'm saying it to anybody they would ask a nasty question like that.” (別に誰か特定の人に言っているのではない。 私はそういう意地悪な質問をする人には、誰に対しても言うのだ) 因みにトランプ大統領は「激怒」していないので、この扇動的な見出しを付けた産経の担当者はあまりにも恣意的で、報道に携わる者としては三流にもほどがある。