週末は、主人と旅行。 ……の予定だったのだが、日曜出勤だったのを出発前日になって思い出した主人は、職場中に当たった挙句、最後の1人、独身の同僚と交代して貰って来たらしい。 更に、金曜日の午前中は休めないとの事だったので午後からの出発だったのだが、直前になって、主人が初日の宿を、間違って1週間後の日付で予約していた事が発覚。 その場で宿に電話させて予約を取り直したが、満室だったらどうするつもりだったのか。 こいつ、本当に外で仕事出来ているのか……?と疑問を抱かざるを得ない出来事だった。 まさか痴呆ではあるまいな。
今回は、近場の県をぐるりと回る車の旅。 当初の予定では主人の実家に顔を出すつもりでコースを組んだのだが、昼以降の出発では時間的に厳しいという事で、実家は次の機会にして、そのまま真っ直ぐ宿へ向かう事になった。 本当は、のんびりとあちこち寄りながら旅をしたかったが、そんなに長期の休みを取れない職場なので仕方無い。あーあ、1週間ぐらい休める会社はいいよなー。1箇月も休める外国とかいいよなー。 昼食が素麺だった事もあり、夕方に宿に着いたら途端に腹が減ったので、部屋に荷物を置いたらすぐに食事会場であるレストランに向かった。 時間が早かったお蔭で、美しい庭が一望出来る窓側の良い席が取れた。 美味しい食事を堪能していると、私の携帯電話が鳴った。妹からであった。 中座して電話に出てみると、「お義兄さんの具合どう?」と。そう言えば昨夜、最近主人の体調が良くなかったので、愚痴がてら相談していたのであった。 「あー、今は大丈夫みたいよ。食事中だからまた後でね」 そう言って電話を切ろうとすると、 「今おうちじゃないの? どこ?」 と訊かれたので、正直に答えると、 「はあー、旅行だと!? いい御身分だなあー!」 と言われてしまった……そりゃ身動き取れない子持ちよりはな。 しかも、 「まさか、具合が悪いお義兄さんに『頭が痛い? 気のせいよ、出掛けりゃ治るって。さ、行くわよ!』って言って、強引に連れ出したんじゃ……鬼だな!」 と、あらぬ疑いをかけられる始末。完全に冤罪です。 全力で否定して、電話を切って席に戻り、主人に報告すると、 「流石ドビーちゃん。よくわかってるなー」 と、これまた酷い冤罪。 何故そこまで皆で私を鬼に仕立てたがるのか。
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