天上天下唯我独尊

2015年03月29日(日) 仁和寺の法師

疲れが抜け切らなくて、今日もだるい。
なのに明日から京都旅行。
桜が咲き始める頃だし春休み中なので、旅行代金も高いし混雑も予想されるが、観光以外の目的があったのだ。
しかし直前になって、その肝心の目的がキャンセルとなってしまった。
旅行自体もキャンセルしようかと思ったが、既にキャンセル料が発生するし主人も休むつもりで仕事の日程を組んじゃったしという事で、折角だから行く事にした。

で、京都のどこに行こう?と訊かれて、「仁和寺!」と即答した私。
仁和寺と言えば吉田兼好の「徒然草」、鼎を被って抜けなくなった和尚の話で有名だ。
きっと、和尚の耳と鼻をもぎ取った鼎が国宝として鎮座している筈。是非それを見に行きたいと思ったのだが、
「は? そんなもん、ある訳無いだろ」
と主人に一笑に付された。
「えっ、なんで無いの?」
「だって仁和寺はただの寺だよ」
「ただの寺でも、徒然草のお蔭で有名になったのに、肝心の鼎が無いなんておかしい!」
「いや、徒然草が無くても有名だろうよ仁和寺は」
「逆でしょ! 仁和寺なんて徒然草で習わなきゃ、名前も知らなかったわよ」
と押し問答しても仕方無いので、仁和寺の公式サイトを訪問してみた。
しかし、どこにも鼎に関する記述が見当たらない。『よくあるご質問』にもだ。
「そんな馬鹿な。誰も鼎について質問しないなんてあり得ない。よし、こうなったら『お問い合わせ』から質問を」
とメールを送ろうとしたら、
「恥ずかしいからやめろ!」
と主人に止められてしまった。

それにしても、仁和寺にはがっかりだ。
『お守り〜様々なお守りの販売』の頁を開いてみても、可愛らしくて無難なお守りしか売られていない。
鼎の現物が駄目なら、せめて鼎を被った和尚ストラップぐらいはあるかと期待したのに。
鼎を取ると血塗れの和尚の頭が現れるストラップなんか、修学旅行生に人気が出ると思うのに、仁和寺にはやる気が無いのか!


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