朝をとっくに過ぎた時間に起きたら、後藤さんが殺されていた。 遺族には悪いが、正直ほっとした。 今となっては、遺言ビデオの最後に付け加えられた、 「ま、必ず生きて戻りますけどね」 という言葉の軽さが、彼の覚悟の軽さ・見通しの甘さだったとしか思えない。 「何があっても自分の責任です」と言いつつ大勢に迷惑をかけ、捕まったばかりかイスラム国のスポークスマンになって、一体何をやりたかったのか。 終いには、妻まで一緒にスポークスマンになってイスラム国の要求を読み上げ、全く迷惑な夫婦である。 私が妻なら断るね。 幾ら大事な亭主でも、身重の妻を置いてわざわざ危険地域に乗り込んだ時点で馬鹿夫だし、それで命乞いなんかして来たら百年の恋も醒める。 「自分の責任だと言ったのだから、責任取って腹を切れ! 武士の子だろう!」ぐらい言っちゃいそう。 昨年録画した「独眼竜政宗」を観ているせいか、人命より大事なものがあると思うのだ。 第12回「輝宗無残」で、人質に取られた父・輝宗(北大路欣也)が、 「構わぬ! 撃て!」 と叫ぶ場面。 これが武士か……!と日本人は感動するんじゃないのかね。 ジェームズ三木は凄いなあとつくづく思う。 人格と才能は全く別物なのだ。
そうそう、デビ夫人の事はあまり好きではないが、この件に関しては、私は殆ど彼女と同意見である。 日本政府ばかりか、ヨルダンにまで迷惑掛けちゃって全く。 私が言いたかった事を、有名人がちゃんと代弁してくれて、嬉しく思う。
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