今でもそうだが、空気を読まず他人に構わない子供だった私は、小学校の頃に一寸したいじめを受けた事がある。 とは言え、今にして思えば自分に原因があった訳だし、自殺に繋がるような深刻なものではなかった。 そして相手に対する怒りよりも、あの時正しく対処出来なかった自分に腹が立つ。
時は流れ、私をいじめた主犯格の同級生は母親になった。 夏に幼馴染に会った際に聞いたのだが、当時の私達と同じ年齢になった彼女の娘は、学校で同じような目に遭っていると言う。 いじめというか、一寸した仲間外れや揶揄で、まさに私が受けたのと同じ仕打ちであった。 どうやら自分がやった事はすっかり忘れて、娘へのいじめに腹を立てているらしい。 因果応報すげえ、と思った。 そして、いじめられた方はいつまでも覚えているが、いじめたほうは忘れると言うのも本当なのだなと思った。
神様は、知っていなさる見ていなさる。
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