天上天下唯我独尊

2013年11月25日(月) かけ順と書き順

風邪は一進一退。
歳を取ると、こうも治りが悪くなるものなのか。
さっさと済ませたい用事があるので、雪が降り出す前に治さなければ。

最近ネット上で、掛け算についての呟きを見かけた。
3かける4も、4かける3も、答えは同じ12なのに、何故学校教育では掛け算の順番に拘るのか、という怒りの書き込みであった。
確かに、「4人に3個ずつりんごを配りました。りんごは全部で何個になりますか」という問題に、出て来た順に4×3=12と書いては不正解である。
求められる答えの単位が「個」なのだから、頭の数字の単位も「個」にすべく、ここは3×4=12が正しいのだが、そんなのどうでもいいじゃん!という大人が思いのほか多くて驚いた。
私も子供の頃は理解出来ずに、どっちだっていいじゃん派だったが、高校で物理を教わるうちに、何となくそのルールが理解出来るようになったものだ。
因みに物理の成績は悪かった。センター試験でやっと6割取れたぐらい……。
そんな私でも、そのルールを理解してからは、順番なんてどうでもいいなどと思えなくなったのだから、大人達はちゃんと子供に教えてやって欲しいと思うのである。
大人が「そんなんどうでもいい」なんて言ったらイカン。

漢字の書き順も同じで、どうでもいいなんて言って欲しくない。
そりゃあ、書き順なんて楷書と草書とで違うし、そもそも本場中国では重要視されていないし、日本国内でも時代によっても違う。
それでも、書き順は教養である。
子供達には正しい書き順を身に着けて欲しいし、学校が教えようとしているのに、自分がその必要性を理解出来ないからといって、親が学校の努力を否定するような事を言うのは是非とも控えて頂きたい。


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