2013年10月08日(火) |
信じる事は善なのか? |
SF好きの主人が、録画した「宇宙人 王さんとの遭遇」という映画を再生したので、何となく一緒に観てしまった。 英語じゃないけれどフランス語とも違う感じだなーと思っていたら、ベーネとかスービトとか言っていたので、イタリア映画であった。 以下ネタバレ。 何故か中国語しか喋れない宇宙人がイタリアで捕獲され、伊⇔中の通訳をさせられる女性が、拷問される宇宙人に同情して逃がしてしまうが、実は宇宙人は友好のためではなく侵略しに来たのであり、最後ににやりと笑って、 「お前は本当に馬鹿だな」 と通訳の女性に言い放つというバッド・エンド。 舞台は取調室、役者はほんの数人、金がかかったのは宇宙人の着ぐるみと戦争CGだけじゃなかろうかという低予算映画だが、B級SF好きの主人は面白かったという。 ただ、 「人を信じて裏切られるというバッド・エンドは、教育的に良くない」 だそうで。 しかし私は、この生温い意見に大反対だ。 「人を信じる事は素晴らしい!みたいな風潮、いい加減にやめようよ。問題なのは、何を、誰を信じるかでしょ。無闇に相手を信じるのはただの馬鹿であって、信じて良いか悪いかを見分ける目を養ってやるのが、真の教育じゃないの? 『だんだん、王さんが可愛く見えて来ちゃった。だって瞳が円らなんだよ?』なんて、見かけに騙されるようじゃ駄目なんだよ」 と映画鑑賞中の主人の台詞を絡めて私が言うと、主人はプイと横を向いてしまった。 私も相当意地悪〜★
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