天上天下唯我独尊

2013年08月18日(日) 結納の覚悟

本日の「大改造!!劇的ビフォーアフター」は、割と良い物件だった。
病気の後遺症で左半身が利かず、眼球震盪があって自分の事も儘ならない奥さんと、働きながらその面倒を見るご主人のお家なのだが、奥さんが病に倒れたのは十数年前、まだ20台半ばの事だったという。
勿論番組では見せない色々な苦労はあっただろうが、ほぼ寝たきりの生活でもいじけずに前向きな奥さんと、俺はこんなに頑張ってるんだぜというポーズを取らないご主人に育てられた娘さんは、大学を卒業したら実家で一緒に暮らすそうだが、やっぱりにこにこしていて、素直で良い子なのだろうと感じた。
奥さんのお母さんは、娘がこんな事になってしまったのだから別れてくれてもいいんですよ、と言ったのにずっと連れ添ってくれて、本当に良い旦那さんで……と泣いていた。

美人の奥さんがいても浮気する男がいる一方で、こういう人って存在するのだ。
うちの主人もこのタイプである。私がただのウンコ製造機になっても、主人は私の面倒を見てくれるだろう。
しかし主人が倒れた時、私は彼の面倒を見る事が出来るだろうか。
「あーシオンには無理だろうね。『重たくて介護出来ないから、痩せるまで食事抜きね!』って放っておかれて数日後、プ〜ン『あれー?何か匂うよ?』ってお風呂に入れて貰って、またシオンの気が向くまで放っておかれて、そのうち僕は腐敗するんだ……あー目に浮かぶ」
それが嫌なら早く痩せろよ。

そう言えば先日実家に行った時に親から、そろそろ処分してもいい?って結納の品を見せられたんだよな。
家族書と親族書以外は処分して貰ったけれど、立派な水引の付いた結納品の数々を見て、私なんかのためにこんなに用意して貰って……と、ものすご〜〜〜〜〜〜〜〜く、申し訳無い気分になった。
主人の実家は由緒正しい名家でもなけりゃ、決して裕福でもない。寧ろ逆である。
私の親は、面倒だからそんな事しなくてもいいのに……だったのに、大事に育てたお嬢さんを貰うのだから、ちゃんと結納しなきゃ駄目って主人が言ったんだよな。
なのに私ときたらこの体たらく。
反省。明日から本気出す。


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