天上天下唯我独尊

2013年08月16日(金) 音楽鑑賞の日

中古でサンソン・フランソワのCDを買った。
ドビュッシーの「子供の領分」「版画」「ベルガマスク組曲」「ピアノのために」が収録されている。
これかけて、と主人にCDを手渡しながら、
「ずっと前にCDを借りて、この人のショパンを聴いた事があるんだけれど、どうにも苛々して駄目だったのよね。二度と聴くかと思った」
と言ったところ、主人に言われた。
「じゃあ何で買ったんだよ……」
それもそうねえ。
「版画」を聴きながら、
「音階が日本的なのかなあ、日本の屏風絵みたいなのが脳裏に浮かぶ」
と私が呟いたら、
「ドビュッシーやラベルは日本好きだったからね、音楽にはかなり影響が出てるよ。この版画ってのも、つまりは浮世絵だろ」
と主人が解説してくれた。
なるほど浮世絵の事だったのか……と思いつつ、その辺で記憶が途切れている。マッサージベッドで横になったまま、眠ってしまったのだ。
目覚めてから、
「私が寝たからCD途中で止めたでしょ」
と主人を問い質したら、そんな事は無い、僕は最後まで聴いたぞ!との事であった。
じゃあどうだったのフランソワは、と訊くと、ピアノの音が単色だったという。つまり主人の好みではなかったという事か。

あとで全部聴いてみたが、嘗て聴いたショパンほどの違和感は無かった。
但し「ゴリウォーグのケークウォーク」を除いて。ケークウォークじゃなくてびっこひいちゃってるんだもん。
そして音がおかしかった。内声を強調しているのでは?と主人は言うが、楽譜には無い音を弾いているように思える。違うかなあ。


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