週の初め、山口県の周南市と言う所の山奥で、現代の八つ墓村を想起させる事件が起こった。 同じ部落の近隣住民5人を撲殺し、放火したと疑われている逃走中の男は、老親の介護のために故郷に戻って来たという。 両親の面倒も最期までみて、きちんと見取ったそうである。偉いと思う。 その男は以前、新聞のインタビューに対して、 「親が子供を育てて年を取る。そんな親を見るのは、子供の義務」 と語っていたという。
そうなの?
親の面倒を見るのが親孝行なの? 何かそれって、すっごく違う気がする。 育てて貰ったらハイさよなら、とは言わないが、子供が独立して幸せな家庭を築く、それが本当の親孝行ではないだろうか。 「かつを」の親がそうだとは思わんが、子供の人生を食い潰す親なんて、碌なもんじゃない。 子供には子供の人生がある。 かつをは独り者だからまだいいとしても、家庭があって更にその子供がいるなら尚更、親より自分の家庭を大切にしなさいよ。 親から受けた恩は子供に返せ。それが本当の親孝行だ。
とは言え、うちには子供がいないので仕方無い、親の面倒は我々が見なきゃならないのだろうなあ。正直、面倒である。 しかしうちの馬鹿な妹と来たら! 新婚の夫より、親と一緒にいられる時間の方が短いから、親を大切にしたい、だってさ。 私が、馬鹿も休み休み言え!と妹を叱り付けたのは、言うまでも無い。 もうね、自分の妹がここまで馬鹿だとは思わなかったわ。あー苛々する!
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