妹が結婚した。
これまで、式場の手配、プラン、招待客、衣裳、誰に何を頼むか等々、見ていて非常に大変そうであった。 うっわーこんなに面倒臭いんならやらなくていいわーと、端で見ていて思った。 私も結婚式と披露宴はやったけれど、こんなに面倒じゃなかったよな……と思ったら、全部婚約者と両親に丸投げしてたんだったわーテヘペロ☆ だって親戚は多いが友達少ないし、仕事関係者はどうせ辞めるんだからと招待しなかったし、遠方の婚約者の地元で行ったし、スライドとか出し物も一切やらなかったし。まあシンプルと言えばシンプルだったなあ。 料理も飲み物選曲も全部主人がやってくれたし。というか本人がやりたかったんだそうだ。 もしかしたら、妹はそんな私を見ていて、結婚式なんて楽勝と思っていたのに、やってみたら実は大変だったという話じゃないだろうな。
結婚式は良かったが(妹も私も祝詞で寝そうになってたが)、披露宴は不手際が目立った。 あれは式場が悪いのか? 田舎だからか、何だか色々とグダグダだった。 私も最初から全容を聞かされていれば、あれこれ助言が出来ただろうにと思うと悔しい。あんまり口出しするのも悪いかなあと変に遠慮したのが裏目に出た。柄にも無く遠慮なんてするもんじゃないね! という訳で、これから披露宴を考えているあなたに、私からの有難い助言を。
・客を待たせるな。写真撮影が長引きそうなら、写真屋に言って手早くやって貰え。メインは自分達じゃなくてゲストだと思え。 ・乾杯の音頭は「短く一言でお願いします」と。「短め」じゃ駄目。出来れば空気を読んでくれそうな人に頼む事。 ・食事は美味しい物を頼む。2次会もあるし年寄りもいるんだから、量は多くなくていい。 ・あれこれ詰め込み過ぎるな。 ・カメラマンはプロを1人頼めばいい。写真代を浮かせようとして知人に頼むと碌な事にならない。特に集合写真では視線かバラけてしまうので、1箇所に複数のカメラマンがいるという事態は避ける事。
他にも色々あるが、長文になりそうなので以上抜粋で。 あと、無用心だと思ったのは、隣接した中庭に移動してのケーキ入刀。 写真撮りに皆移動してくれるのは、身内としてとても有難いけれど、皆さん荷物置きっ放しですよう。 振り向いたら、式場にはお給仕さん以外誰もいないんだもん。盗り放題じゃないか。 勿論私は自分と母と妹の手提げを持って移動したよ。そしたら親戚のおばちゃんに、アンタその大荷物どうしたのと言われた。 無用心だから!と答えたが、主人には後で、 「駄目だなあシオン、そういう時は『火事場泥棒だよ!』って言わなきゃ」 と駄目出しされたのであった。 失敗は他にもあった。 座席表を見て、後でこの人の所に挨拶に行こうね、と主人と言っていたのに2人ともすっかり忘れていたとか、 妹の幼馴染の顔をすっかり忘れていたとか、 あの席にも挨拶に行けば良かったとか、そんな後悔ばかりである。
妹に頼まれていた事など懸案事項が片付いた後は、私も気分がリラックスしたのか、披露宴の食事に殆ど箸も付けずに挨拶に回る両親を尻目に、ガンガンお酒を飲んで調子が戻った。(それであれこれ忘れちゃってた訳だが) そんな私を見て主人曰く、「シオンは自由人でいいなあ」と。 更に、「フリーダムで羨ましいよ」と。 待て待て。フリーダムつったら田舎の傍若無人な老人と同列か、と主人に詰め寄ったら、そうではないと言われた。 そして思い出した。 妹の大学の卒業式の後の謝恩会でも、妹の友人に似たような事を言われたなあと。 「ドビーちゃんのお姉さん、会場を自由に泳ぎ回っていたよね」 ……。
|