天上天下唯我独尊

2012年08月17日(金) 今度は人格障害疑惑

医学生向けの精神科の教科書を読んだ。
総論というのは大抵つまらないので飛ばして、各論を拾い読みしたのだが、なかなか面白い。
双極性障害(躁鬱病)の躁状態の症例として、大洋ホエールズの話から展開してよく解らない方に話が飛んで行く記述があったり、睡眠時無呼吸症候群の治療法の1つに気道を確保する機械を取り付けるものがあるが、器具が邪魔でよく眠れないのが難点というコントみたいな話があったり。
認知障害の患者との会話例では、こんなのもあった。
 医者「お名前は?」患者「ムネオです」
 医「……お年は?」患「ムネオです」
 医「ええと、じゃあお仕事は?」患「ムネオです」
何故ムネオ。当時は時の人だったのか?
しかしムネオは兎も角、21世紀の学生は、大洋ホエールズなんて知らないと思う。

クリミナル・マインドにしばしば登場するので、人格障害の項目の項目も読んでみた。
現在はパーソナリティ障害という呼び方に変えたらしいが(そんなん変えたって病気が良くなる訳じゃあるまいし馬鹿馬鹿しい)、何種類かある人格障害に自分が当て嵌まったのでドキッとした。
それは、妄想性人格障害と自己愛性人格障害。うわーこれ一歩間違えたら私だわ、と思った。もう間違えているかも知れないけれど。
あと、多動児の項目にも当て嵌まった。ボーダー・ラインぎりぎり踏み越えるぐらいか。主人が言った通りである。悔しいけれど。
しかしその教科書によると、多動児は殆どが男児らしい。私、女児だったんだけれど……。
ま、今更どうでもいいけれどね。
診断が下ったところで、障害者特典が貰える訳じゃないしな!

という訳で「STEP精神科」、なかなか面白かった。
楽しく読めるのでお勧め。


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