2012年02月10日(金) |
クラシック・ファンに喧嘩を売るNHK |
先日の放送で司会のアナウンサーがさらりと言っちゃっていたが、「N響アワー」が来月で終了するんだとか。 曜日を変え時間を変え、形態も変わったけれど、私が子供の頃から続いていたこの番組が、とうとう終わっちゃうなんて。 1番ショックだったのは、2度と池辺さんが戻って来ないという事だ。そんなにあの駄洒落が聞きたかったのか、私。
何故かは知らないが、どうやらNHKはクラシック枠を縮小したいらしい。 昨年度まで1日3回放送していた「クラシック倶楽部」も、チャンネルの統廃合に紛れて、今年度から1日1回しかやらなくなったし。 N響はこれからも定期演奏会の模様はFMで聴けるし、「特選オーケストラ・ライブ」もあるけれど、地上波からは姿を消し、BSでもクラシック番組は軒並み深夜・早朝の時間帯に追い遣られてしまうのね。 「クラシック倶楽部」は一応録画して見ているものの、はっきり言って、質が良くない。 先日のアンドラーシュ・シフは良かったけれど、これ、再放送だよね? このプログラムなら前にも聴いた。 そして今週のシフ以外の演奏会は、微妙なものばかりであった。 今日はプーランク見たさ(聴きたさ)に録画したけれど、クラリネット奏者の女性、顎に梅干の種が出来ちゃってるよ。普通なら先生に駄目出しされるレベル。 でもプロならこのアンブシュアで吹けるのか……?と思ったら、音が不安定過ぎ。どうにも受け付けずに、途中で消してしまった。 素晴らしい演奏家は次々に来日しているのにそれには見向きもせず、放送するのは平均して2年も前の演奏会ばっかりだし、このコンテンツにはお金かけないよ!というNHKの主張がプンプンする。 えーと、NHKはクラシック音楽ファンに喧嘩売ってるの? クラシック音楽というのは、流行歌とは違い、老若男女無関係に幅広くファンが存在するジャンルだ。 上手く取り入れればいいのに、そこを排除してどうすんのよ。
一方、ダルビッシュも渡米したし、アメリカの野球中継には今後も熱を入れるんだろうな。 私はアメリカの野球や韓流ドラマが見たくて受信料払っている訳じゃないのに。
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