天上天下唯我独尊

2012年02月01日(水) ケータイ失くした

基本引き籠もりの専業主婦なので、携帯電話が無くても余り困らない。
しかし失くしたとなると、それはそれで困る。高かったし!
1番困るのは誰かに拾われて、勝手に通話されたり、犯罪に使われたりする事。
なので探した。
本日外出したのは1度、スーパーに買い物に出かけただけである。寄り道はしていない。
一応家にあるかも?と思って、自宅の電話から自分の携帯電話にかけてみた。
受話器から呼び出し音は聞こえるが、家のどこからも着信音が聞こえない。外で落としたのだ。
多分、出かける時に携帯電話を鞄に入れた。
でもスーパーに着いた時には無かった。入れた筈の場所に入っていなかったので、その時は家に置いて来たと思ったのだ。
なので、落とし場所はスーパーの駐車場か家の駐車場に絞られる。
閉店間近のスーパーに電話で確認したところ、携帯電話の落し物は本日届けられていないとの事。
外は朝からずっと雪が降り続いている。あの中のどこかに埋まっているのかと思うと、気が遠くなった。
主人のスマートフォンを借りて、外に出た。携帯にかけるも、着信音は聞こえない。
車でスーパーまで行ってみた。そこでも鳴らしたがやはり聞こえず。
駐車場の地面は圧雪状態で、携帯を落とせば誰かが気付く筈だ。ここで埋もれている可能性は低い。
となると、ここで落として誰かに拾われてこそっと持って行かれたか。
でなければ、やはり自宅駐車場という事になる。
家に引き返し、車のエンジンを止め、スマホから携帯にかける。これで何度目だろう。
スマホ片手に車から降り、はぁ〜と溜め息を吐いてしゃがみこんだ。
聞こえた。
微かに、私の携帯の着信音がする。どこだ!?
その時、突然すぐ近くで、

ピーポーピーポーピーポー


救急車が発進した模様。
何故今。
それ、どうしても今じゃないといけないんですか。
嫌がらせですか。というタイミングであった。
救急車はぐるりと角を曲がったようで、なかなか音が遠ざかってくれなかったが、やっとピーポーが小さくなったところで、車の傍らにしゃがみこんで、もう1度発信。
私の足下から聞こえる。
雪を掘ると、ストラップが見えた。
あったー! 見付けたー!
携帯電話はすっかり冷たくなっていたが、ちゃんと動くようだった。
もしかすると私が車で轢いたかも知れないが、案外丈夫なのね。

雪の中って、本当に音が聞こえないのだと身を以って知った事であった。
雪崩等で埋もれて助けを呼んでも、なかなか気付いて貰えないだろうなあと恐ろしく思った。


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