前の週末に見損ねたNHK杯の総集編を、録画して見た。
今季の浅田真央ちゃんは初めて見たが、ショート・プログラムの曲で、主人と思い切りずっこけた。 原曲はリムスキー=コルサコフの「シェヘラザード」。名曲である。 しかしアレンジがクソ。 アラビアン・ナイトがいきなりインド風味ってどうなの。 百歩譲って、それでアレンジが成功していればいいけれど、思いっ切り失敗じゃんコレ。 本当に、クソつまらないアレンジであった。 誰だよ一体。編曲した奴、出て来い! 「これは酷いな……僕にやらせろ。これよりまだマシな物が出来る自信がある」 「うん。これは無いわー」 とTVの前で好き勝手な事を言う素人夫婦。 どうせお金をかけるなら、ちゃんとした音楽家にアレンジを頼んだ方がいいと思うよう。 葉加瀬太郎や小曽根真あたりに頼めば、凄くいい物が出来そうな気がするんだけれど。 このアレンジじゃ、どんなにいい演技でも、魅力が半減する。 リムスキー=コルサコフだって、草葉の陰で泣いているだろう。
名曲アレンジと言えば、成功したものも多い。 近年では平原綾香がホルストの「木星」を歌ってヒットしていたし、少し昔にはビリー・ジョエルがベートーベンのピアノ・ソナタ「悲愴」を「This Night」に取り入れていたし。 原曲がいいのは勿論だが、アレンジが上手くないと、こうはならない。 タイトルは不明だが、映画「ミスター・ノーバディ」で使われていた歌も面白かった。 ぱっと見(聞)わからないが、よく聴くとこれ「白鳥の湖」だよね?という歌。 この映画はSF好きの主人が借りて観ていたのだが、日本ではヒットしなかった模様。パラレルワールドものだが、主人曰く、「ハルヒみたいな感じ」だそうで。でももっと重いと思うよ。 映画も面白かったそうだが、この白鳥の湖も気に入ったらしく、サントラ買おうかなあと言っている。 これでまたCDが増えるよ!! やったね……いやあんまり良くない。
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