天上天下唯我独尊

2011年04月09日(土) 元の木阿弥

ハイ、また停電してましたよ。

一昨日の夜、さて寝ようかねと思っていたら、揺れた。
これはでかい……!
先月の大地震を思い出した。
カウンターの上には、食器が出しっ放しだ。PCの電源を落とす前に、あれを片付けなければ。
食器に飛び付いたその時、室内の全ての光が消えた。
怖さより先に来たのは、
「またかよ……」
というがっかり感であった。
それでも切れたものは仕様が無い、私は食器を抱えたまま、しゃがんでもそもそとテーブルの下に移動した。
電気が消えるのと同時に、先に寝室に引っ込んでいた主人がドアを開けた。
「シオン、大丈夫か!?」
「大丈夫、生きてますよ〜」
と言っているうちに、揺れが治まった。
「またか」
「うん、まただね……」
主人がすぐに、懐中電灯を取り出してくれたので、私は立ち上がって、食器を仕舞おうと戸棚を空けた。
ゴチン。
「ギャー!!」
戸棚の中から焼き物のコップ(重たい)が飛び出し、私の踝にヒット!
油断した。仕舞う事ばかりに気を取られ、食器棚の中の様子まで見ていなかったのである。
「うう……痛いよおおおおお」
「煩い。静かにして」
何ソレ(怒)。
怪我人に対してそれは一寸酷いんでないの?
踝は腫れて血が滲んでいたが、それがクッションになったお蔭で、コップも床も無事だった。
嗚呼良かった!(無理矢理ポリアンナ)

先月の地震では真北に移動していた薬缶は北西方向にずれていて、前回被害の無かった食器棚の中では、今回グラスが2個犠牲になっていた。
落下したCDと本は、数は同じぐらいだが、CDケースの破損が目立った。
今回は、前回とは揺れ方が違ったようだ。
主人の同僚達も同じ見解で、TVが逆の方向に倒れたとか、前回とは別の棚が倒れたとか、先月以降対策を講じたのにも拘らず、悉く裏をかかれたそうである。
町に出ても、電柱は傾いているし、前回無事だったブロック塀が綺麗に倒れていたり、地割れしていたり、色々と大変そうだ。
電気、いつ点くのかな〜とのんびり構えていたが、今回は前回の半分の時間で復旧したのには驚いた。
正直、前回よりもかかるのかと思っていたので、これは有難い。電力会社が頑張ってくれたのだろう。
電気が無くても何とか生活出来たけれど、冷蔵庫が使えないのは一寸困った。
自宅で発電出来る自転車とかあれば、結構売れるんじゃないだろうか。
ダイエットも兼ねて!と宣伝すればいけるかも、と一寸思った。


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