「MR.BRAIN」の第1回放送を観たが、TBSは「流星の絆」に続いて、また糞ドラマを作る気か、と思った。
昨年放送された「流星の絆」、東野圭吾の原作は未読だが、宮藤官九郎の脚本は酷かった。 脚本家は「遺族が笑ったっていいじゃないか」という事を言いたかったようだが、ドラマ全体をコメディにするというのは、手法としては新しいだろうが、観ていて酷くちぐはぐな感じがした。 親を悲惨な殺され方をした子供達の物語なのだ。お笑いで済ませてしまうには、余りに重いテーマではないだろうか。 視聴率も良かったし、面白かったという声も多く聞くが、我々夫婦は観ていて釈然としなかった。 原作者も同じ思いだったのではないだろうか。 公式サイトで読んだ作者のコメントには、静かな怒りと絶望を感じた。 TBSでドラマ化された東野作品と言えば、「白夜行」である。 これは、話の内容もさる事ながら、映像の美しさ、配役ともに、実に素晴らしいドラマだった。 原作は後から読んだが、上手に作ったいいドラマだったと改めて思った。 ドラマ化と聞いて「流星の絆」もこうなるかと期待を抱いていたが、クドカン脚本と聞いて不安に思い、第1回放送を観て裏切られ、ストーリーを知りたいがために最後まで観てしまったが、時間を無駄にした気がした。 初回で切って、さっさと原作を読むべきだった。 あれでは三浦友和が勿体無い。どうせなら、オール三流タレントでやれば良かったのに。
怒りの余り、前置きが長くなったが、「MR.BRAIN」。 こちらは、木村拓哉主演である。 ゲストも豪華だが、穿った見方をすると、主演にお金をかけ過ぎたために他の大物はゲストという名のチョイ役でしか使えなかったのかも知れない。 第1回目の放送を観たが、非常に苛々した。 確かに豪華だ。キャストも装置も。CG(多分)なんか入れて、まるでアメリカ・ドラマ「CSIシリーズ」のようである。 しかしCSIほど面白くない上に、CSIも私の中では微妙ドラマである。 (「CSI」より「クリミナル・マインド」だってば絶対! わうわうの集中放送は深夜だったので録画して、日中に、ラム酒を飲むようにちびちび観ている。嗚呼幸せ……♪) 苛々するのは、脚本のせいか。そこではっきり言えよキムタク!という場面が積み重なると、観ていてストレスが溜まる。 主人に言わせると、それは私がイラチだからなのだそうだが、それにしてもつまらないドラマだという点では、意見の一致を見たので、来週からは観ない事にした。
これで、今季観ている地上波ドラマは、「海容」と「夜光の階段」だけになってしまった。 「BOSS」と「臨場」は録画だけはしているが、そろそろHDDも一杯になりそうだし、観ないまま消しちゃうかも……。 他に毎週観ているのは、わうわうの「ミディアム4」と、BS2の衛星アニメ劇場だ(恥)。 「彩雲国物語」も面白そうかと思ったが、丁度飯の支度の時間と重なるため、気付くと終わっていて観られないのだ。再々放送を気長に待つか。 そう言えば、妹から借りたアニメDVDもまだ観ていないな……。 「時間が足りない」というのは、忙しく働いている人の言う台詞だが、時間の使い方が下手な人間だった言いたくなるのだ。 この歳になっても進歩の無い私……夏休みの宿題は、勿論最終日に徹夜でやるタイプ★
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