札幌市消費者センターによると、同市の小学校低学年の女児が自宅で母親が使用中のルーム・ランナーに腕を巻き込まれ、数回の皮膚移植を必要とするほどの重傷を負う事故が9月にあった。 ルーム・ランナーの説明書には、「使用中に子供を近付けない」「衣類等の端が回転部に巻き込まれないよう、紐類の無い着衣で使用する事」等の注意書きがあったという。
何だろう、この既視感は。 と思ったら、少し前にわらわらと出て来た、家庭用シュレッダーで用事が指を切断の事故だった。 いずれも、不幸な事故である。 しかし、防ぎようはあった筈だ。 子供は、予測不能な行動を取る生き物だ。 だから親をはじめとする周囲の大人は、気を付けてやらなければならない。 シュレッダーなら、使わない時には電源を切っておく或いはコンセントを抜いておけば、幼児の指を詰める事は無かった。 赤ん坊は何でも拾って口に入れるし(主人もそれで死に掛けた事があるらしい)、隙間があれば指を突っ込む。 シュレッダーの構造に問題があるという人もいるが、危険な物は子供の手の届く所に置かないというのは、常識中の常識ではあるまいか。 ルーム・ランナーを高い所に置くのは、普通に難しいと思うけれど……。 今回の事故は小学生で、死ななかったのがまだ救いだけれど、そのうちハイハイする赤ん坊が巻き込まれて死ぬ、なんて事故も起こり得る訳だ。 やっぱり、親が気を付けるしか無いんだろうな。 んでなきゃ、「小さいお子さんのいるご家庭では使わないで下さい」という注意書きを付けるか。
私も小学生の頃は落ち着きが無かったから(今もか?)、この子供が馬鹿なんて事は絶対言えないし、可哀相としか思えない。 母親の近くに行って服が巻き込まれたのかも知れないし、あー何か動いてるな〜と、ルーム・ランナーを見ているうちに、手を引き込まれちゃったのかも知れないし。 子供の頃の自分なら、手を出してしまっていたかも。私が子供の頃に、そんな物騒な家庭用品が無くて良かったとつくづく思う。 傷が早く良くなるといいねえ……。
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