妹を駅まで送って帰宅、ワイドショーを見ていると、こんなニュースをやっていた。
23日午後6時20分頃、大阪市の民家でカセット焜炉のボンベが爆発し、8人が火傷を負った。 事故のあった部屋では近隣住民による忘年会が開かれており、カセット焜炉2台の上に金属製の板を置いて牡蠣を焼いていたところ、1台のボンベが突然爆発したという。 火災は発生しなかったが、熱せられた板が原因で加熱したボンベが爆発したと見て、淀川署はカセット焜炉の使い方に問題が無かったか調査中。
まあ、問題はあったんだろうな。 番組コメンテーターも一様に、使う側の問題だと言っていたが、こういう事故は大抵、使う側に原因があると思う。 夏頃に大騒ぎになった、シュレッダーで幼児の指が切断された事故も、やはり使う側の問題だろう。 あの時は、報道側はこぞってメーカー側の責任を追及していたが、今回のカセット焜炉の事故と同じではないのか。 勿論、幼児はシュレッダーがどういう物か判っていないから、指を突っ込んだのだ。 責任は、親にある。 子供の手の届く所に危険な物を置かないというのは、基本中の基本だと思うのだが。
最近漸く、飲酒運転に対する風当たりが強くなって来た。 本当に漸くである。飲んだら運転しない、という当たり前の事をわからぬ奴がこの世に存在する事が、全く驚きだ。 酒飲みの端くれとして言わせて貰うが、そんな奴には酒を飲む資格など無い。そんな馬鹿に消費される酒が可哀相だ。 飲酒運転撲滅に向けて、アルコールの気配を察知して、飲酒した人間には運転出来ない仕様の車まであるらしい。 ……何かに似ている。 この嫌な感じ、何だろうと思って考えてみると、おせっかいトイレと同じなのだ。 行き過ぎたサービスは、果たして親切なのだろうか。 モノに機能を持たせ過ぎると、使う人間はモノに頼り過ぎて、馬鹿になる。 「何て素晴らしい! 全メーカー、この機能を取り入れるべきです! 法律で義務付けて欲しい」 などと呆れた事をぬかす、馬鹿コメンテーターもいた。 確かに飲酒運転が無くなる事は、皆の悲願である。 しかし、それを機械だけに頼って良いのだろうか。法律も同じだ。 作れば良いというものではない。 結局は、使う人間の問題なのである。
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