天上天下唯我独尊

2006年12月06日(水) またリスト追加

前髪が鬱陶しくなって来た上、頭の天辺に比べて横のボリュームが多くなってしまったので、散髪に行く事にした。
寒くなって益々出不精に磨きがかかって来たが、自分では散髪出来ないので、仕方ない。
美容院に電話すると、前回切ってくれた美容師さんは、別の店舗に異動したという。
連絡もくれなかったのが一寸引っかかったが、別の店に電話をし直すのも面倒なので、取り敢えず誰でも良いからと電話を切った。

約束の時間に5分ほど遅れて美容院に着いた。
頭の天辺にボリュームが出るように、と口に出してから気付いたが、これではまるで女性用鬘のCMみたいである。
いずれ私もああいうのを買わなければならなくなるのかと思うと、少し鬱になった。
担当してくれた美容師さんは、腕は悪くないのかも知れないが、非常に気になる点が幾つかあった。
まずシャンプーの際、お湯を出しっ放しのまま、道具を取りに行くのだ。
何故お湯を出す前に取りに行かない?
お湯を出してから気付いたのなら、お湯を止めてから取りに行くべきだろう。
私は、こういう無駄な事をする奴が大嫌いなのだ。
人間の一生で使える水や電気の量がひとりひとり決まって割り当てられているのなら、無駄遣いする本人が困るのだからこちらは一向に構わないが、全体の資源という考え方の出来ない奴は、存在自体が非常に迷惑である。
それとこの美容師、物を取りに行く時も、店内を走るのだ。
何故歩かない?
そんなに忙しいのか?
私が5分遅刻したのが、そんなに仕事に差し障ったのだろうか。

「取り敢えず、一旦洗ってから、長さを見てまた少し切りますね」
と言われてシャンプー台に立った。
ああ良かった、ちゃんとお湯で流してくれるんだわ、と安心したものの、シャンプー台から戻ってからも少しどころかうんと鋏を入れられたので、途中の洗髪は全く役に立たなかった。
私は、仕上げ直前に切った髪の毛を洗い流して欲しかったのだが。

帰宅して洗面台で頭を振ると、短い毛が落ちる落ちる。
これが嫌なんだよう!
服に着くのも背中に入るのも嫌いだ。
仕方が無いので、そのまま風呂場で頭を洗ったのだった。
あの店にも、もう2度と行かない。


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