天上天下唯我独尊

2006年02月26日(日) 時には誤魔化し

前々から、
「ズボンのポケットに穴が開いちゃった。気になるから直して」
とダーリンに言われていたのに、面倒臭くて放置していた。
しかし一昨日、帰宅した彼の着替えを手伝っていて(勿論子供じゃないんだから彼だって着替えぐらい1人で出来るが、私も偶にはそうやって奥さんらしい事をしてみたいお年頃なのだ)、ズボンをハンガーに掛けようとしたところ、裾が汚れているではないか。
「どうしたの、これ」
と彼に見せると、
「ああ、今日はあちこちに水溜まりがあったからね」
だと……。
まさか子供のようにわざと水溜まりの上を歩いた訳ではないだろうが、もう大人なのだから泥跳ねに気を付けて欲しいものだ。

いつも来てくれるクリーニング屋さんに頼んでも、月曜日には間に合わない。
店舗に持って行くにも、土日はダーリンが仕事で車を持って行ってしまうし、徒歩では辛い。
ドライマークが付いていたので一寸迷ったが、替えのズボンもないので仕方ない。
そんなに上等な物でもないし、春まで持てばいいのだ。
洗濯機のドライコースで、デリケート用洗剤と一緒にズボンをぶっこんだ。

汚れは落ちたが、裾がボロボロに擦り切れている……。
「ねえ、何でこんなになるの? 松の廊下でも歩いた?」
と私が暗に責めると、彼は、
「ああ、これ。本来のウエスト位置ってここなんだけどさ、お腹が邪魔で、穿いてるうちにズボンがここまで下がって来るんだよね。だから裾引き摺っちゃうんだ」
と服を捲って解説してくれた。
……その腹何とかしろよ。
いっそ切ってしまえ!

裾上げの余り部分を数cm切り落とし、擦り切れた裾を3mmほど上げ、余り布を上から両面接着テープでアイロンを当ててくっ付けて修繕した。
近くで見ればちとアレだが、そこまで誰もチェックしないし。
外から見れば、擦り切れ部分も上手に隠せて、判らない(と思う)。
頼むぞ、これで夏服になるまで何とか持ってくれ。


 < 過去  INDEX  未来 >


春 紫苑 [MAIL]

My追加