「第六大陸」小川一水
基本的に、何かを作り上げるとか目的を成し遂げるとかの、「計画もの」が好きです。 SFのニオイは大好きだし、そういう意味でも、本作は「私好み」でした。 コミック版もチラ見しましたが、ちょっと好みじゃない感じ。 私には活字版の方があってるようです。
「第六大陸」を作り上げる本作は、ひとりの少女の成長物語としてもイイ感じ、でした。 子供が大人になる、それだけの年月が第六大陸には必要でした。 宇宙開発のドキュメンタリーっぽい物語にも、心躍りました。 実は「ライトスタッフ」とか、結構好きだったんです。読むのに時間がかかったけど。 他の小川作品を読みたいな、と言う気持ちになりました。 誰にでも、自信を持って薦めたい物語です。
☆☆☆☆(星よっつ)
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