本の記録。
長野まゆみ「白昼堂々」そして「碧空」。 続けて一気読みでした、凛一シリーズの1〜2巻。3〜4巻もあったんだから、みんな 借りちゃえば良かった。 図書館あくまで待たないといけないのが、辛いなあ〜。
『1976年初冬。 華道の家元を継ぐ少年と、フットボール部のエースとの出会い。 彼らをめぐって揺れる人々の思いは何処へ。』
こんな風に紹介されていて、パラパラめくって垣間見た親族会議から始まる冒頭部分 だけで読むことを決めました。 長野まゆみはデビュー当時から名前は知っていて、でもあまり読んだことのない作家さん です。 唯一まともに読んだのは「テレヴィジョン・シティ」で、読んだことは読んだのだけど よく分からない……そんな印象が強かったものでした。 それ以来、あまり積極的に読みたいと思わずに来たのですが、何となくこの本は読んで みたいと思ったのでした。 そしたらまあ、何という勢いで読んでしまったことか! 我ながら呆れますよ、ホント。 BLのテイストが今風ですが、古風な家に生まれ育った主人公・凛一の葛藤が、ドキドキと 読ませます。 食わず嫌いだったか、長野まゆみ。
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