絶えることなき命
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実習で、ですね。100人分のランチを作ったわけですわ。 メニューにサラダがありまして。キャベツだピーマンだキュウリだと、まあサラダに定番の野菜を入れたわけなんですけれども。 100人分ですよ、100人分。奥さん、言っときますけど100人分なんです。(←しつこい) そのぶん材料も多いわけだ。 で、まず手始めにピーマン1キロを細切りにしまして。これはいいんです、予定してたことだから。 でも予想外だったのは、意外にもピーマンって皮が固くて力使うんですよね。おまけに曲線を描いているもんだから切りにくいったらありゃしない。 そんなこんなで右手に疲労を感じ肩も痛くなったころ、ようやく1キロピーマンを制覇しました。 さあ、ここでアクシデント発生。 キャベツを千切りにするスライサーが使えないことが判明したのです。 どういうことか。 つまりは、100人分のキャベツを完全アナログ方式で千切りにせよってことなんですね。 私の目の前で、でんっと鎮座しているキャベツ一玉。推定重量1.5キロ。 これを包丁一本で攻略するってどうなんでしょう? でもそうこうしてる間に時計の針は進む。 意を決してやりましたさ。 最後の方は手の感覚もなけりゃ力も入らないで、危うく私の血液で染まったレッドキャベツになるところでした(笑)。 その私の隣ではやはり包丁片手に1.5キロのセロリに挑む仲間の姿。
このとき、私は肌で実感しました。
調理場は戦場だ。
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