絶えることなき命
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2004年02月15日(日) 大航海の記録2 波乱満載のエジプト。


 目標を探す船旅どころか地道にちまちまと商売に励むカストール商会。
 お陰でちょびっとお金が貯まり、ジェノヴァで探索。大蛇を倒して『金のディバイダー』をゲット。これもフリオに押し付け飲んだくれ測量士パワーアップ。

 ジェノヴァからエジプトのアルジェへ行く途中で、な、なんと!

ジェナス「提督、あれ!」
フリオ「あれは…海賊、ハイレディン一家じゃ!」

 いかにもな音楽にのせてババーンとご登場のバルバロッサ・ハイレディン。

 かっ、カッコイイ…!!
 浅黒い肌、筋骨逞しい体格、潮風になびく金髪。これぞまさに海賊、海に生きる男。友人を唆して提督やらせてる似非海の男とはえらい違いだ。

 誰の許可得て商売やってんだコラ皆殺しにすんぞ!みたいなことをバルバロッサの部下に言われて怖気づくも踏ん張って耐えるラファエル提督。
 そこへ颯爽と親分のご登場だ。

バルバロッサ「誰だ、貴様」
ラファエル「僕はカストール商会総帥ラファエル・カストール」
バルバロッサ「このハイレディン一家と一戦交えると?」

 そんなような台詞を言ったバルバロッサに勇敢にも答えた一言。

ラファエル「いや、まだ今はその時ではない」

 …え?

 ポカンと画面を見つめるプレイヤーをよそに、ラファエルの口上は続く。

ラファエル「今戦っても負けは目に見えている。もっと大きくなってあなた達と対等に渡り合えるぐらいまで成長した時、改めて相手をしたい」
部下「けっ、渡り合うほど成長していくのをみすみす見逃すかってんだよ。てめえらここで皆殺しだ!」
ラファエル「怖いのか?」
部下「なにっ?」
ラファエル「あなた達は成長した僕たちには勝つ自信がないのか?」

 どうしたんだラファエル。何だかとってもカッコイイぞ?
 ハイレディン一家はスペインと対立していて、ラファエルの故郷ポルトガルもスペインを良く思っていないから同じ敵を持つ同士、話をすれば分かり合えるかもしれないと考えるラファエル。

「敵の敵は味方、ってね」

 これも得意の謀略術か、はたまた説得力か。
 いずれにしてもアンタ、相手は天下の海賊ですよ海に生きる男ですよ。シェア1%で細々と交易する小型船の分際でハッパかけるなんてお坊ちゃんって怖ぇ。

 そんな勇ましい子供に笑いを誘われ同盟を組んで下さる優しい海賊。なおも意見する部下に「俺にこんな子供を本気で相手にしろというのか」と厳しい一言をくれる。

「対等に渡り合えるようになってみろ。この海域でスペイン船に狙われたときは俺が援護してやる。ただし、約束を違えたときは覚悟しておけよ」

 とカッコイイ捨て台詞を残してイベント終了。
 海の藻屑を免れたカルテイラ号は無事にアルジェに到着し契約を交わしてシェアを確保。

 次にジェノヴァに向かおうとクラウディオを操舵士に任命し、本人も「くるくる回るぜ!もういっちょ回すか!」と実に景気良く舵輪を回す。
 しかしそれもつかの間、途中でスペイン艦隊現る。

「カストール商会だな!?貴様ら、ハイレディンと組んで我らに敵対するというのは本当か!?」

 なんで知ってるんだよ。
 まさか、さっきの部下、スペインに寝返ってチクッたんじゃねーだろうな?

「答えろ!さもなくばその小さな船を巨大大砲が破壊するぞ!」

 なんて大人げないんだスペイン艦隊。こんな弱小船に艦隊のすべての砲弾口を向けるだなんて。

ジェナス「提督!あちらから新たに艦隊です!」
クラウディオ「くそっ、ここまでか!」

 戦うための装備なんぞ何一つしていない弱小船だ、これで終わりかと皆が諦めかけたそのとき。

スペイン艦隊「ハイレディンだと!?」

 そう、新たに現れた艦隊は先程熱く約束を交わしたハイレディン一家だったのです。
 頼れる兄貴に急かされて全速力で戦線を離脱、事なきを得る。ふう。
 さらにアルブケルケ軍から友好を深めたいとの親書が届き、別にこちらには敵対心も何もないのでこちらからも親書を出しておく。

 ハイレディンからお墨付きをもらった弱小船はこれに勢い付いてアレキサンドリアへ。
 すると出港所でまたもやイベント発生。

ジェナス「あれ、こちらに誰か向かってきますよ」

チェザーレ「ああっ、これはまさしく愛しのエリュシオン号!!」

 変なのが来たぞ、変なのが。

チェザーレ「外観は変わってるがこの面影は愛しのエリュシオン号だ!」
ジェナス「船の面影って…」

 ジェナス、ナイスツッコミ。

 話を聞くと海賊に襲われた際に命を助ける代わりに船は獲られてしまい、それ以来ずっと昼夜探し回っていたらしい。

チェザーレ「帰してくれとは言いません!ですがせめて私も連れて行ってください!愛しのエリュシオン号と共に航海を!!」
ジェナス「この船の元の持ち主?では、あの仕掛けを作ったのはあなたですね?どうしてもわからないことがありまして…」

 ジェナスよ、船に仕掛けがあるなんて話は聞いてないぞ。

チェザーレ「これはですね、秘密の追加甲装なのです。この出っ張りを『ぽちっとな!』と押すわけであります!」

 パンパカパーン。鳴り響くファンファーレと共に画面には「追加甲装されました」の文字。
 雰囲気からしてプラスな出来事なのだろうが、追加甲装って何ですか?

 ラファエルが声をかける隙もなく彼はジェナスと船の仕掛けの話で盛り上がりながら船内へ。

 いっそのこと自分の名前もエリュシオンに改名したらいかがですかと言いたくなるチェザーレ・トーニを仲間に加えてカルテイラ号は地中海をひた走る。

美蘭「ちょっと南の方にでも行ってみようかなぁ、ラティーナ級でもヴェルデ辺りまでなら行けるだろう」

 ヴェルデに到着するとクラウディオがラファエルを酒場へ誘う。以前ラファエルと二人だけで行ったときに「なぜわしを誘わないんじゃ!」とフリオからお目玉を食らったことがあるらしくフリオを誘う話をしていたクラウディオが、今回はアルカディウスも誘おうと言い出し宿屋へ。

クラウディオ「おい、一緒に酒…」

 部屋の扉を開けて固まる二人。
 そこにはなんと、上半身裸でお着替え真っ最中のアルカディウスの姿が。

クラウディオ「…おい、ラファエル…お前、見たか…?」
ラファエル「う、うん…」

 ええ、ええ、私も見ましたとも。
 そりゃもうバッチリと。

 女だったんです、アルカディウス。

 あまりのビックリ度の高さに思わずフォントサイズ6で書いてしまいました。
 そりゃジェナスよりも線が細いわけだ。だって女なんだもん。

 いつもは部屋の前を自分が見張っているのに「こんなときに限って…」と天を仰ぐハンスと「もういいわ」と開き直るアルカディウス(エイレネ・エウドシオス)。

 再び博物博士に騙された提督とその兄貴分、このことを他の船員には黙っておいてくれと懇願されてしぶしぶ承諾。

 心臓に悪いイベントが続いた北アフリカを離れて一行は地中海へと舞い戻る。
 さて、次の試練は…。


美蘭 |HomePage

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