日々是迷々之記
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| 2004年06月27日(日) |
芥川賞ってどんな賞? |
先週はいろんな意味で会社のことが頭の中でぐるぐる渦巻いていた。
例のデータを吹っ飛ばした件ももちろん、同僚の若い女性の言動が衝撃的だった。彼女は多分25歳くらい。おっとりしていて線が細い。「あたし、飲めないんです。」と言ったら素直にああ、そうなんだと思えるタイプで、若き日の浅田美代子を寂しくしたかんじである。(この辺のたとえが年齢を感じるけどまぁいいや。)
ビジネス街で配られているフリーのペーパーをみんなで見ていたのだが、その彼女がびっくりするようなことを言った。自分で揚げる串カツ食べ放題の店のクーポンを見て彼女が行ったことあるというので話を聞いていたのだが、彼女と友達は、自分で作るソフトクリームをテーブルの上の揚げ油に突っ込んだそうな。すると一瞬でソフトクリームは溶けて、油は真っ白になったとのこと。
私よりだいぶ年上の会社に長くいる女性は、なんでそんなことするの?と即座に聞いた。すると彼女は、「アイスクリームの天ぷらってあるじゃないですか?だから揚げてみようと思って。」と恥ずかしがるわけでもなんでもなく、素でそう言うのだった。で、その油どうしたの?とさっきの女性が尋ねると、そのままにして店を出てきたとのことだった。
うーん、頭が痛い。ソフトクリームまみれのフライヤーを掃除する店員さんが哀れだ。これからその店には「ソフトクリームを揚げないでください。」って張り紙されるだろうか?
別の日、今度は別のフリーペーパーを見ているとき、第2の激震が走った。「69」という映画のコラムがあって、原作者村上龍氏の自伝的小説を映画化したわけだが、その村上龍氏の役を妻夫木くんが演じるというところで、「それってどーよ?」的なことが書かれていた。それを見て、確かにちょっとイメージ違うねみたいなことを言っていたら、ソフトクリームの彼女が、「ムラカミリュウって誰ですか?」と言った。
私は、「…、知らない人もいるんだ。」と思いつつ、まぁ確かに読書に興味のない人は知らないかなぁと思ったのでとりあえず黙っておいた。が、映画や本など結構読んでいる女性が、「限りなく透明に近いブルーとか、コインロッカーベイビーズとか、聞いたことない?高岡早紀が主演でキョウコっていう映画もあったんやで。そうそう、それに、芥川賞ももらってるんやで。」と言った。
すると、村上龍を知らない彼女は、あろうことか「芥川賞って本の賞でしたっけ?」と言うではないか。…、もう話が通じないと私は思った。多分、この人にとっては、芥川賞も菊花賞もグラミー賞もどれがなんだかわからないんだろう。興味がないとそんなもんなんだろうか?
世の中にはいろんな人がいるもんだと思った会社での昼休みのひとときだった。
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