日々是迷々之記
目次


2004年03月24日(水) 派遣労働者の明日はどっちだ

先日の続きである。

未払いの賃金について派遣会社の担当と話し合っているのだが、その進捗状況はぼちぼちである。夕方に電話がかかってきて、電話ではなく実際に会って話をしたいのだけれどとのことだった。自分からかけてくるだけ大人になったのだと、ちょっとは褒めてやろう。

今回の件、具体的に言うと契約書が2月1日から29日までになっているのに、途中(20日)に解雇され、給料の振り込み明細を見ると20日までの分しか振り込まれていなかったので、それについてクレームをつけているわけである。

こういう場合、今回は派遣先の自己都合なので、私は就労することなしに21日から29日分の賃金をもらうことができる。何故かというと、派遣先と派遣会社の契約の問題であって、私と派遣会社の契約上は何も問題がないからだ。

というのはあくまで法律上のお話。リアルな世界はもっとウェットでナニワ節なルールで動いている。

「就労してない分の賃金を要求するって、おかしいんじゃないですかね?」
「労働条件明示書(いわゆる契約書)のことばっかり、持ち出してくるけど、実際はいろいろあるじゃないですか?」

どちらも派遣会社との話の中で何度も出てきている言葉だ。確かに実際はいろいろあるけれど、契約書を基準にしてどうするべきかを決めればいいのではないだろうか。

派遣会社は「ぶっちゃけお金の出るところがない。」とまで言っていた。あくまで契約書があるのだから、派遣先会社に請求すればいいんじゃないですか?と提案すると、このご時世ですからどこも苦しいですからね、そんなことはできませんよ、と、企業よりの姿勢を全面に押し出してくる。

いやー、このご時世なんでうちも苦しいっすよ。PowerBookもiPodも欲しいし、食器洗い乾燥機にHDDレコーダーだって買いたいし、読みたい本だってあるし、海外旅行にも行きたいし。てめーみたいなボンクラを相手にする時間だってもったいないんですが。このロスしてる時間はアンタが弁償してくれるんかな?

と、本音を吐いたらどうなろうだろうか?苦しいのはみな同じで、その中で自分で優先順位を付けて、やるべきことをこなして行ってるんじゃないだろうか?ガキの使いのような営業をして給料もらえてるアンタはラッキーな男だよと、生暖かい目でそいつの肩に手を乗せながら言ってやりたい。

その「ぶっちゃけ」発言をした派遣会社の担当者は、ドラえもんののび太君をあのまま大人にして、品を無くした感じである。普段は人当たりがいいけれど、いざとなると、「おかしくないっすかねぇ?」のタメ口モードに入り、言う言葉が見つからなくなるとだんまり、怒りが臨界点を越えると、「ぶっちゃけ、金が欲しいだけなんでしょ?」と暴言に走る。

さて、どういった段取りで話し合いを進めてゆくのか決めなくてはならない。私はナニワ節的なモノは一切排除して、事実関係と就業条件明示書について話し合っていくつもりだ。

今回参考にした書籍からの引用
「派遣先の一方的な都合での労働者派遣契約の中途解約の場合、派遣元と派遣先の契約が終了したとしても、派遣労働者と派遣元の間の労働契約が突然に終了するわけではない。登録型派遣であっても、期間の定めのある労働契約が派遣元と派遣労働者の間に結ばれており、期間いっぱいについては、派遣元は労働者に対して契約上の義務を負担しなくてはならない。」
---「派遣・契約社員 働き方のルール」 脇田 滋著 より


nao-zo |MAIL

My追加