日々是迷々之記
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2004年01月12日(月) いい日バカ旅「琵琶湖周遊の巻」

今日は旅行に行かなければならなかった。というのも青春18切符が余ってしまうからだ。年末年始に2枚使って、来週末に2枚使う。が、期限は今月の20日までである。ということで今日は旅に出る日なのだ。

目的地は琵琶湖。一周するのがある意味悲願だった。今まで、バイクや自転車などで試みたことはあったが、いずれもどんくさいため一周には至らなかった。が、電車である。余裕だろうと最初は考えていた。だから家を出るのも遅い。朝のワイド番組を見てから家を出た。

大阪駅に到着したのは11時過ぎ。そこから湖西線の近江今津行に乗る。1時間16分の行程だ。京都まではそれなりに混んでいたが、そこからはローカル線そのものである。



右を見ると琵琶湖。



左を見ると比良山系。今日はぬくいので山に雪がない。

近江今津で長浜行に乗り換えるが、乗り継ぎが63分もあった。…、と思いながらも駅の周りをうろうろすることにした。駅を出て、とりあえず浜の方に向かって歩き出す。すぐに左手に「琵琶湖周遊の歌・記念館」があった。「琵琶湖周遊の歌」をガンガンに流しているが、見渡す限り歩いているのは私だけだ。

すぐその向こうに今津港がある。琵琶湖に浮かぶ竹生島行きの遊覧船が出ているらしいが、オフシーズンだった。が、その分、港には人気もなく、水もきれいだった。



そこからちょっと北向きに歩く。駅の案内書で手に入れた冊子によると、この町はヴォーリズという建築家のヒトが有名らしい。10分ほど歩くと資料館があるとのこと。そこに行ってみることにする。

途中、ネコにじっと見つめられたり、



謎だが納得のリフォーム屋さんを横目に見ながら町をうろうろする。



この町ではテニスプレイヤーがラケットをフライパンに持ち替え、日本の食文化を守ろうとしていた。



そしてヴォーリズ記念館である。ああ、こぎれいな建物だなと思い、重い扉を押し開けると、お総菜のニオイが充満していた。テーブルを囲んでいたおばちゃん軍団が一斉にこっちを向く。微妙にざわめいたりしつつも、「ご自由にご覧下さい。」と言われた。

洋風建築に総菜のニオイが充満している。干し椎茸のダシと思われる。そんな中でアメリカから英語講師として明治時代にやってきたヴォーリズ氏について思いをはせるのはちょっと大変だった。一体あのおばちゃん軍団は何だったんだろう。

記念館を出て、胸一杯にきれいな空気を吸い込むと、駅に向かった。結局これだけで50分くらい費やしてしまったのである。途中のコンビニでカルビー堅あげポテトを購入する。私はこの味が好きなのだが、地域限定らしく、大阪では購入できない。和歌山県、愛知県、岐阜県では売っていることを確認したので、そっち方面に行くたびに購入しているのだ。

駅に着くと、すぐに電車は発車した。私はすぐにうとうとしてしまった。そして気が付くと終点長浜駅だった。いかんいかんと気を取り直して、多分本日のメインイベント「長浜盆梅展」に向かった。盆梅とは言ってしまえば「梅の木の盆栽」だが、しだれ柳のようになっていたり、樹齢400年だったりと、なかなかほうほうと思わせるモノがあった。入場料は500円だが、十分その価値はあると思った。

が、しかしである。私のココロに残ったのは可憐な梅の花ではなく、お土産屋を仕切る押しの強いオバハンだったのだ。ちょっと土産物に目をやるだけで、試食をさせようとする。名物じゃないただの佃煮じゃんとか思いつつ、静かに断るが、客の90%以上がおじおば軍団という性質上、勧められたタダの食べ物を断る人間はほとんどいないのだろう。変な顔をされてしまった。食べ物に関して言えば、長浜駅前の平和堂(スーパー)で、もっとまともな値段で売っているものばかりだった。

そこに、梅の絵が描いてあるぐい呑み(1000円)があった。ぼてっとしていて私好みだったので一つ購入しようかと手にとって見た。平らな棚の上に乗せてみると何かおかしい。糸底が斜めになっているようで、置くとコトコトゆれるのだ。デザインはいいけど、不良品じゃんと思い、結局何も買わずにそこを離れた。

観光施設は何らか、毒されているのだ。

再び、電車に乗ると、気が付いたら大阪駅だった。ああ、写真撮影を忘れていたなぁと思ったけど、大阪駅の雑踏なんか撮ってもしょうがないのでまぁいいことにする。帰りに551の豚まんを購入して家に帰った。

家に帰ったら豚まんを食べて、土曜日に仕込んだきずし(しめさば)を食べてと考えていたが、疲れていたようで、どっちも食べずに寝てしまった。

総移動距離、(多分)300km弱。使ったお金、(切符以外)1000円以下。脱力感、プライスレス。そんな感じの一日だった。


nao-zo |MAIL

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