日々是迷々之記
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「大好きな歌をイメージして自分なりの画像をくっつけてみる。」中高生の頃の私はそんなことを日々考えていた。好きな歌にもいろいろあって、ちょっと難解なほうがイマジネーションをかき立てられる。
「闇を走るエアカーで…」という戸川純ちゃんの「バーバラセクサロイド」や、「ぼくと同じなんだ職員室がキライなのさ…」というフレーズが忘れられないRCサクセションの「ぼくの好きな先生」なんかは私なりに脳内ミュージックビデオをよく作っていた。
当時私はどういうわけか進学校に入学してしまい、周りとのギャップに頭がくらくらしていた。クラスメイト達が青い顔して勉強する中、死ぬほど読書をして、授業中はマンガを書き、ミニシアター系の映画を見て涙したり、憤ったりしていた。
そのころ、「マンガのページにボタンがついていてそこを押したら音楽が流れたらどんなにすごいだろう。」と思っていた。が、紙は紙。私は漫研の同人誌に友人達がアニメのパロディを描く中にオリジナルの作品をいつも描いていた。
高校1年のときはイラストだけだったが、2年生の時はRCサクセションの「スローバラード」の歌詞とイラスト、3年生の時は8ページを費やしてブルーハーツの「リンダリンダ」のイメージマンガ(歌謡ドラマみたいなもん?)を描いた。
「もしも僕がいつか君と 出会い話合うなら そんな時はどうか愛の 意味を知ってください
愛じゃなくても恋じゃなくても 君を離しはしない
決して負けない強い力を 僕は一つだけ持つ」
「決して負けない強い力」は一つしかないのかとかみしめつつも、坊主頭に汗をかきながらこんな歌を歌うボーカルのヒトは当時の私には神様のように見えた。そして私は高校を卒業して浪人して、フリーターになってもマンガを書き続け、渾身の一作を某誌に投稿するのだった。
…とまぁ、現代風にいえばオタ崩れな私がだが、つい先ほどあるサイトを見入ってしまった。
「忘れてた存在」
自分の思い入れのある曲にイラストや写真を付けてフラッシュムービーとして公開しているのだが、私はこのサイトがめちゃくちゃ羨ましくなってしまった。私が14年前に夢見たことが現実になってそこにあるのだ。
もちろん著作権の問題はあるけれど、見ればそれが愛情を持って作られたことが分かる。
初めてのOSX用のアプリケーションはFlashかな?と思ってしまった。高いんだろうなぁ…。
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