阿呆的日常 主にJとかプロレスとか。
アホラレツキノウアシタ

2005年10月27日(木) 小宮山さん

彼がいて良かった。
彼を知れて良かった。
彼を知ることがなければ、ワタシにこの喜びは存在しなかった。


小宮山さんを、ずっと好きでいて、本当に良かった。


ワタシと小宮山さんとの(一方的な)出逢いは14年前。彼がドラフト1位でロッテに
指名されたことから始まります。
当時プロ野球&高校野球マニアだったワタシは、教育実習中だった小宮山さんに
うっかり一目惚れ。あのときちょうど野茂がいて、ロッテは野茂を指名していて抽選に外れ、
小宮山さんを獲ったのですが、「それでもドラフト1位であることに変わりはない」と
冷静に言った彼に惚れ込んだものでした。
キャンプはさすがに行かなかったけど、川崎球場でやったオープン戦には足を運び、
ブルペン脇に陣取って小宮山さんを近くで感じていました。
ローテを考えて、小宮山さんが先発する日はできるだけ球場に行って、ブルペンで彼を
見て、マウンドに立つ彼を応援して。
正直負けることの方が多かったんですが、こんなに好きになった選手は小宮山さんが
初めてでした。
ロッテオリオンズが千葉に本拠地を移すというときは本当に寂しかった。
千葉ロッテマリーンズとなって、千葉にはなかなか行けなくて、小宮山さんがディアスに
勧められたゴーグルとか、グレーとピンクが地味に似合うこととか、そういうのを
直に見れた回数はオリオンズよりもマリーンズの小宮山の方がずっと長いのに少ない。
ワタシがマニアという域から抜けかかっていた時期のせいもあったんだと思うのですが
(まぁその時期は時期でJリーグ・高校サッカーマニアだったり何だりしたわけだが)
彼のことはずっと、それこそ、どんなものにハマりこもうと、失われることはなくて、
本当に好きでいました。驚かれるくらい、当時の友達に(笑)
横浜に移籍して巨人戦で先発したときにはもともと巨人が好きなワタシにはとても複雑で、
でもテレビで小宮山さんの姿を見られることが本当に嬉しかった。
それから大リーグに行って…… シャッターで指挟んだか何だかで怪我して3Aに降格して
日本に戻ってきて、1年間の浪人の末、マリーンズに復帰。
バレンタイン監督のおかげなんですよね。
大リーグ時代、小宮山さん、バレンタイン監督にお世話になったというか、彼が拾って
くれたんですけども(苦笑)日本でもこうしてチャンスを与えてもらって。
先発もね、シーズン当初はしたのよね。あとは中継ぎで、誰より早くブルペンに立って
投手陣の長老(?)として精神的支柱になっていたようです。
日本一になって、ベンチでコーチ陣とハグしたバレンタイン監督が選手たちの輪に向かい、
一番最初にバレンタイン監督を迎え入れ、彼と抱き合った選手は小宮山さんなんですよ。
あぁもうそのシーン、結構泣けるんだ!
良かったねって。
小宮山さんはバレンタイン監督の左肩をしっかり抱えて胴上げしていた。
本当に嬉しそうだった。
ワタシが『ロッテ』というチームを一番好きだった頃にいた選手は初芝や堀しか今の
チームにはいません。西村さんはコーチだし。でも、その頃の人たちの笑顔が浮かんで
くるくらい、小宮山さんや初芝、堀の笑顔は素晴らしかった。
良かった。
本当に良かった。



千葉ロッテの日本一は本当に嬉しい。
そのチームを好きになるきっかけを作ってくれた小宮山さんに心から感謝したい。



大好きだ。


き あ ぬ