阿呆的日常 主にJとかプロレスとか。
アホラレツキノウアシタ

2004年12月23日(木) 80000打御礼。/腰が痛い…/起きてすぐにやったこと。

腰も痛いし、あっちの忍菊思考にハマりきれないので、
サッパリ今日の更新は諦めて風呂入って寝ます。
その前に年内に書いておこうSSの1つをコチラに。
日記カウンタ80000打御礼SSであります。
ブリーチは十一番隊ネタでございます。
10月のシティで出した『1031』のクリスマスバー
ジョンと思って下さい。
って、『1031』持ってる人が少ないよ……ご本人が
わかるからいいかしら(笑)





久しぶりに人間界へ来て見れば、妙に浮かれた風景が
眼下に広がり、更木は途端不機嫌極まりない顔になった。
「何だ、こりゃあ」
赤と緑に彩られ、キラキラと電飾が施された街並みは
いつも降り立つ人間界とはまるで違う。
やちるが一緒ではなくて良かったと正直更木は思った。
こんな街をやちるに見せたら最後、
「わぁ剣ちゃん、スッゴイよ!綺麗、綺麗!あれ欲しい!
何アレ!?隊舎もあんな風に飾ろうよ!」
と言って、人間界のものは持ち込んではいけないのに
飾ってあるものを毟り取って、瀞霊廷に持って帰りそう
な勢いだ。
「何でも『クリスマス』というものらしいですよ」
「くりすます?」
更木の隣に立った綾瀬川が同じように眼下を見て言った。
「イエス・キリストという人が生まれた日を祝うのが
本当らしいですが、世俗的に言うなら――」
綾瀬川が薀蓄を傾け出したのを右から左へ流すように
更木は聞いていたが、


サンタクロースがクリスマスイブにトナカイが引くソリ
に乗って、家々を回り、良い子にプレゼントを配る。


という言葉だけはしっかり耳に残った。
「副隊長、こういうの見たら喜ぶでしょうねぇ。今日、
珍しく定例会長引いてますもんね」
「言わなくていいからな」
「え?」
「言ったら面倒臭ぇだろ。今日のことは黙っとけ」
おら、さっさと仕事しろ!と更木は綾瀬川の足を蹴った。
ひどーいと言いながら綾瀬川は魂葬を行っている部下
たちのもとへと向かう。
更木は一人、瀞霊壁に似た色の壁で造られた高い建物の
上で、ただ輝く街並みを見ていた。
別段更木がこちらに来るほどの虚退治だったわけでは
ない。ただ何となく暇だったから暇を潰す感覚で綾瀬川
について来たというのが本当のところなのだ。
随分と面倒臭ぇことをするもんだ。
人間界に来ることは滅多にない。おかげで人間界がどう
いうものなのか確かな記憶はないのだが、赤や緑では
ないはずだし、夜になれば明るくなるものの、こんな
目がチカチカするほど明るいものではなかった。植え込み
はあったような気がするが、杉だか樅だかに星やら玉やら
キラキラした紐みたいなものが飾ってあるのを見たことは
ない。道には赤い帽子に赤い服、白い髭をたくわえて、
大きな袋を持った、おそらくは爺さんが立っていたり、
動いていたりする。あんな人間は見たことがない。
「あれがサンタクロースってヤツですよ」
また綾瀬川の声がした。
「お前、終わったのか?」
「えぇ。何もボクが来るほどの仕事じゃなかったですね。
十席以下でも余裕」
「帰るぞ」
「えー!」
「えーって何だ」
「折角だからクリスマスのイルミネーション見たいん
ですけど」
「くだらねぇ。目が疲れる」
「隊長、こういう綺麗なものって見た方がいいんですよ。
目の保養になります」
ガツンと更木は綾瀬川の頭を殴った。
「くだらねぇっつってんだ!」
「ひどーい」
綾瀬川と他の部下たちは後ろ髪引かれる思いで人間界を
後にする。更木は肩越しにちらと眩しい街並みを見たが、
好きになれるものではないと思った。
けれど、やちるは好きだろうとも思った。




瀞霊廷に戻り、十一番隊の隊舎に入ろうとすれば門の前に
やちるが膝を抱えて座っている。いつもなら飛び上がって
「おかえり」と言うやちるが何もしないので、更木は怪訝
な顔をしてやちるの顔を覗き込んだ。
「どぅした?」
「どうもしない」
「そうか」
「そうじゃない!」
膝に顎をちょんと乗せたままの姿勢でやちるは更木を
睨みつける。
「帰ってきたら剣ちゃんいないんだもん。だーれも
いないんだもん」
「そんだけか」
「そんだけじゃない!」
「そんだけだろう?」
「違うもん。誰もいないんだもん。つまんないんだもん」
そしてやちるは顔を膝に埋めた。更木は空を見上げる。
やちるが駄々を捏ねるのは別に今日が初めてというわけ
ではないが、今回は少しばかり厄介な気がしたのだ。
仕事上別々に行動することもあり、いつも更木とやちるが
一緒にいるというわけではない。そうなったのは十一番隊
の隊長に更木が、副隊長にやちるがなったせいで、それ以前
は二人は必ず共にいた。だが、そうなったからやちるは更木
以外の人を知り、更木がいなくとも一人で過ごせるように
なったのだ。
誰もいないはずはない、んだが。
そう更木は思ったのだが。
「やっぱりあたし、剣ちゃんがいないとつまんないよ」
会合とか難しいモノもわかんないし、とやちるはやたら元気
のない声を出した。
あぁそういうことなのか。
更木は思わず微かな笑みを零す。
自分だって隊首会やら何やらそういう堅苦しいものは好き
ではない。それはやちるだってそうだろう。
きっと長引いた定例会にうんざりして、その愚痴でも聞いて
もらうとか何かしようと思っていたのに、いつも相手をする
斑目は非番でおらず、綾瀬川は人間界へ、そして更木もおらず、
どうしていいかやちるはわからなくなったのだ。
そんな単純な理由で機嫌が悪くなっているのもそれは致し方
ないことで、多分今どんな風になだめすかしても、やちるは
いつものようにはならないだろう。臍を曲げてしまうとなか
なか直らないのは昔から変わらないのだ。
変わらないことはもう一つ。
どんなに臍を曲げても、どんなに機嫌を悪くしても、やちる
は更木が行くぞと一言発すれば、その後ろをいつもついて
来ていた。
だから、更木はこの厄介事の解決策をたった一つだけ自分が
持っていると思った。
自分は好きではないが、きっとやちるが好きだろうもの。
うんざりした気持ちはあのチカチカしたもので晴れるはず。
「やちる」
「なに、剣ちゃん?」
「行くぞ」
更木は隊舎に背を向け、来た道を戻り始める。
背後にはやちるが立ち上がり、自分の後ろをついてくる
気配があった。



穿界門を、更木は開いた。



「わぁわぁわぁ!」
夜が深まったせいなのか、チカチカやキラキラはさらに
増し、街並みはさらに賑やかになったように更木は感じる。
そして予想通り、湿り切っていたやちるの表情は晴れ渡り、
赤や緑の街並みをやちるは先陣切って走ってゆく。
「すごい、すごいよ、剣ちゃん!こんなの、見たこと
ないよ!」
サンタクロース、ツリー、プレゼント、イルミネーション。
更木にとってはまるで覚えのない、まるで見たこともない、
まるで楽しいとも思えないモノたちを、やちるはその大きな
瞳に一つ一つ映し出してシャッターを切るように瞬きをする。
「持って帰れないもんね。だから覚えとく!」
意外な言葉を耳にして、更木は目を見開いた。
「これもー、あれもー、」
「やちる」
「戻ったら、あの綺麗な木くらいは作ろうよ、剣ちゃん!」
やちるがクリスマスツリーを指差す。
「ねぇ、これって何なの?どうしてこんな風なの?」
「あぁ……」
綾瀬川が言ったことをもっとちゃんと聞いておけば良かった
と更木は思ったが、流したなりに覚えていることをやちるに
言えば、
「ふぅん」
と彼女は言って、また輝いた街並みを見入る。そんなやちる
の背を見ながら、たった一つだけしっかり覚えていることは
今は言わずにおこうと更木は思った。
普段何も言わずに、ただ自分についてくるやちるに、何か
贈ってやりたいと感じたから。


サンタクロースなんてあんなモンになれはしないがな。


穿界門を開く。二人は尸魂界に戻った。
すっかり機嫌の直ったやちるは隊舎に戻ると、はしゃぎ
疲れたのかすぐ眠ってしまった。
更木は自室に戻ると、何もない部屋の片隅に置かれた
小さな瓶を手に取り、また部屋から出て行く。
「一角」
「何スか?」
「甘いもん、あるか?」
「……甘いもん……あーあぁ、アレならありますよ。
ないと怒るから」
非番だった斑目の部屋へ行き、更木は持って行った瓶に
入るだけ『甘いもの』を入れてもらう。
「隊長をパシリに使えんのって副隊長だけっスよね」
そう笑った斑目には更木が何を考えているのかはわからな
かった。




やちるの枕元には、黒い死神装束を纏ったサンタクロース
から、金平糖のプレゼントが置かれている。
朝起きたら、サンタクロースの話でもしてやろうと思いながら
更木は眠りについた。




Merry Christmas!





>K坂さん
恩を仇で返すようなお礼SSになってます、ゴメンなさい…
ちょうど素敵イラストサイト様でクリスマスネタをやられ
てて、それに感化されて「じゃあお礼SSはクリスマスで!」
と思ったのですが、何かこれじゃ剣八のイメージがちょっと
可笑しくなるっていうか、ワタシが書いてるから可笑しい
だけかもしれませんが。
80000打(ホントは80008打)申告ありがとうございました!
ていうか、いっぱいいっぱいなSSでスミマセン。


年内書くSS表。
・塚乾。
・不二菊連載。
・忍海な連載。
・あっちの忍菊2本。
・クリスマスプレゼントは無理だよな嶋本話。


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予定を変更して、午後は自分の部屋の掃除をしたんですが
これが思いの他しんどくて、腰がものスゴく痛い。
ホコリで喉はイガイガするし。
けど、まぁ綺麗にはなったかと思います。
カオスには手をつけなかったし。(机の中)

久しぶりにいじったところからはかなり昔のアイドル雑誌
がたんまり出てきて、ウワと自分でも驚きましたが、もう
アッサリ捨てることができました。
氷川きよしのものもすげー出てきたよ。
オークションとか出したらいいかもというシロモノ。
きよしくんが今ほど売れる前の雑誌類がざっくざっく出て
来た。さすがに捨てたけど。
サインはまだとっておきます。
ポスターも結構出てきた。嵐、ジュニア、V。
一番最初のSHOCKのパンフとかジュニア名鑑とかジュニア
カレンダーとか恥ずかしくなるくらい出てきた。
その中にはananの木村とかもいた。
『出せない手紙』のポスターも出てきて、それは6人が出てる
わけじゃないんだけど、歌詞がそれぞれの字で書かれている
ので、結構好きだったから思わず貼ってみた。(わぁ)
ドラマ『ネバーランド』の主題歌だったんだけど、その原作者
が作詞したから言葉がすごく綺麗で情景が浮かぶ。
そんなSSが書きたいと思う気持ちを忘れずに、己を奮起する
ために机の前の壁に貼ったんだけど、問題はここでは最近SS
書かないってことなんだよな(笑)


明日… 今日夕飯食べてからでもいいや。
カゴみたいの買って、それに詰めてオワリ。


はーしんどいわ、掃除。 

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GAEAのチケット購入。


だって買っておかないと。
尾崎興行とかHikaruとかAtoZとかはやめました。
真奈美さんは観たい。でも、真奈美さんのいるGAEAが
もっと観たいから。
出ないかもしれないけど、ワタシはGAEAが好きですよ。
大好きですよ。
最後の後楽園大会まで絶対に観なくちゃいけないものなの。
4月のアレは明日一般発売なんだったかな。
買いに行かなくちゃ。
やっぱり南側リングサイドにしようかな。
あ、F月さんに連絡しておかなくては。



それから年賀状作って。
オウチの大掃除のお手伝い。


夜はサイトを何か更新。
つーか、あっちの忍菊やりますかね。今月2回更新せねば
だし。
がんばろう。




最近思っていたことプラス。
サイト運営にあたってのこもごもって人徳なのかと思った。


き あ ぬ