家に帰ってご飯を食べて。 ちょっと凹んでたら1号の思わぬ笑いにより復活(笑)。 久しぶりに大笑いしましたよ。 1号、ありがとう。
虹を作ってた 手を伸ばしたら消えてった ブリキのジョウロをぶらさげて、立ち尽くした昼下がり 名前があったなぁ 白くて背の高い花 視界の外れで忘れられた様に咲いてた
色褪せて霞んでいく、記憶の中ただひとつ 思い出せる忘れられたままの花
いつだったっけなぁ 傷を濡らしたあの日も 滲んだ景色の中で滲まずに揺れてた いつだったっけなぁ 自分に嘘をついた日も 正しいリズムで風と唄う様に揺れてた
いつの日も、ふと気付けば僕のすぐそばで どんな時も白いまま揺れてた誰のタメ? 何のタメ?
生きていく意味を失くした時 自分の価値を忘れた時 ほら、見える 揺れる白い花 ただひとつ思い出せる 折れる事なく揺れる
虹を作ってた 一度触れてみたかった 大人になったら鼻で笑い飛ばす 夢と希望 ところが僕らは気付かずに繰り返してる 大人になっても虹を作っては手を伸ばす
幾つもの景色を通り過ぎた人に問う 君を今動かすモノは何? その色は? その位置は?
夢ならどこかに落としてきた 希望と遙かな距離を置いた ほら、今も揺れる白い花 僕は気付かなかった 色も位置も知っていた
虹を作ってた いつしか花は枯れていた 視界にあるのは数えきれない水たまりだけ 大事な何かが音も立てずに枯れてた ブリキのジョウロが涙で満ちてった
まだ
虹を作ってる すがる様に繰り返してる 触れられないって事も知りながら手を伸ばす 名前があったなぁ 白くて背の高い花 枯れて解ったよ あれは僕のタメ咲いてた
気付くのが遅くてうなだれた僕の目が 捕らえたのは水たまりの中の小さな芽 新しい芽
生きていく意味とまた出会えた 自分の価値が今生まれた
枯れても枯れない花が咲く 僕の中に深く根を張る
ほら、ここに揺れる白い花 僕は気付かなかった 忘れられていた名前 僕の中で揺れるなら 折れる事なく揺れる揺るぎない信念だろう
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