時計の長い旅 - 2005年02月22日(火) 西はやわらかい早春の霞、薄紫を淡い桃色でくるんだような。音楽を聴きながら坂道を下る、道なりに香りを広げる沈丁花のつぼみが着々と増えていて、季節が移り変わろうとしていることを教えてくれる。春から知人がこの街で暮らすようになるかもしれないと考えたら、同じ道でも随分と楽しい。 高すぎるヒールを削ってもらうためにミュールを修理に預けて、掛け時計の修理をお願いしていた時計屋さんの方にも寄ってみたものの、「取り寄せた部品が合わなくて、また別のを取り寄せてるので、もうちょっと待ってね。また寄ってみてね」とのこと。直るならよかった、新しいのを買わずに待っていよう。でも確かあれって、半年以上前に預けたような…。時間の流れが、どこかどうにかなっている印象。桜が散る頃までに戻ってきてくれたら嬉しいけれど、どうかなあ。 ************* **** ** * 歌を風に溶かしつつ下るきさらぎの坂道をきみといつか歩こう -
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