横浜へ - 2003年08月17日(日) 小雨のちらつく横浜、桜木町からバスで中華街へ向かう途中、レトロで重厚な雰囲気の建物をいくつも窓から見上げる。「あれは銀行、あれは…」と友人が説明するのに感心して頷いているうちにゆっくりとバスは進む。典雅なイオニア式の柱、自分の家にしたいとは思わないけれど、ああいうのをギリシャで沢山見たなあとぼんやり思い出してうっとりと幸せな気持ちになる。ギリシャの建物がわたしを強烈に惹きつけるのは、あの果てしない神話と哲人の世界に限りなく近づけるような気持ちになるからかもしれない。あの土地に自分の足で立ったことを考えながら、一体どこまで信じていいのだろうと思ってしまう、史実のうちの何が事実かを確かめることはきっととても難しい、それに、すべてが事実なら満足というわけでもない。 ……… 買い物はしないつもりでいたのに、意外な所で好みのカトラリーを見つけてしまった。持ち手のあたりがやや厚くてややきつめの曲線で反っているデザートフォーク、それと対のスプーン。ずっと探していた理想の大きさに近いし、何より使いやすそう。デザートフォークをスプーンを3本ずつ買うことにする。 本当はナイフまで一式そろえたいところだけれど、これ以上食器類を増やしてどうするのだという超自我の叱咤を大人しく受けておこう。とりあえず、今日のところは。 -
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