今日、家庭科の授業の一環で「保育実習」をしました。なんだか堅苦しい響きですが平たく言えば「保育園で園児と遊ぶ」という授業です。 いやー、若いパワーって素晴らしいですね。園児は皆三歳か四歳くらいだと思うのですが、パワフルでした…。私が担当した女の子・リサちゃん(仮名)はもう、すごい元気。ずっと走り回ってました。自分からはしゃべらない子だったんですが、とにかく動く動く。私の幼い頃とは大違い。私はおもちゃや外遊びより絵本を好んだ子でしたので。そのまま大きくなって今では立派な活字中毒者。重症。外遊びも嫌いじゃなかったんですけどね、うん、好きだったよ鬼ごっことか。じゃなくて…私の園児時代なんかどうでもいいよ。 あまりしゃべらないリサちゃんですが、ずっとにこにこしてました。私が笑いかけると別に面白くも何ともなくてもにこ、って返してくれるんです。可愛いっ。そして自分からあれしよう、これしようと言わずに勝手に走り回って私を奔走させてくれました。「よーし、捕まえちゃうぞー」って言うとすごい喜んできゃっきゃと遊具を昇って逃げていくの。可愛いっ。 もうおしまい、っていうときになって、私とリサちゃんの隣でジャンプしてる女の子がいたんです。私の同級生がその子の両腕を持ってジャンプを手伝い、高く上げさせてるの。それを見て、リサちゃんが「ああいうふうにやって!」って言いまして。何度かやってあげたんです。「はい、おしまい」って言うと「もう一回!」って。それが三、四回。「今度は回して!」ってジャイアントスイング腕版を一回。 ……つ、疲れた……。でも何も要求しなかったリサちゃんが「もう一回!」って言ってくれてお姉さんはすごく嬉しかったよ…。 本当は「テレビは何を見てるの?」とか「大きくなったら何になりたいの?」とか訊いてみたかったんですけど、そんな余裕はこれっぽっちもありませんでした。NARUTO見てる!とかあたしンち見てる!って言って欲しかったんだけどな。海賊になりたい!とか侍になりたい!とか言ってくれないかな、って期待してたんだけどな。 でも楽しかったからいいの♪リサちゃん、お姉さんと遊んでくれてありがとう☆
|