細川さん。72歳 前にも入院したことがあるおじーちゃん 連休明けで出勤すると 細川さんが重症室に運び込まれていた。 人工呼吸器(レスピレーター)をつけている。 おそらく今回はダメだろう。 訪室すると すっかり痩せた細川さんがいた。 レスピレーターは 口から30センチほどの長い管を挿入しているため 声は出ない。 目を見ると 細川さんの目は生きていた。 なんだかほっとした。 おはよう。 って声をかけると まぶたを少し動かす 少し希望の光りがさす。 なんだか嬉しくなった 細川さん♪ 覚えてる?! なーちゃんだよ〜〜〜 って手をさすって 着物を整えた すると 力ない細川さんの両手が 少しずつ動き始めた わぁ。。細川さん!! 覚えてますか?!! お腹の上に ゆっくりと移動した両手が 小さく・・・・ 交差して バツ印を作った・・・・・・ 覚えてないのね・・・・汗 そこまで意思表示できる細川さんを 喜ぶことにしよう・・・・
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