みかんのつぶつぶ DiaryINDEX|past|will
なんとなく心細くなる時間ってある。あの遠くにある街の灯りの下、雑踏に紛れていたら淋しくないのではないかと思ったり。でも、いざその人ごみのなかに紛れてしまうと、尚更強く感じる孤独感を知っているあたりが、自分は寂しい人間だと痛感する。 ぶつけどころのない苦しみと悲しみと疲れを引きずり引きずり病院の帰り道。野良犬のように殺気を放ち、孤独な目をしている自分が悲しすぎて。 つらかった。 帰らせまいとするあの顔から逃げるように出てきた自分が憎かった。 疲労感で感情的になってしまう自分をコントロールできない。 後悔で胸が痛み、潰れているかも知れない痛みに泣けず。 泣くことができる痛みならば、こんなに後悔はしていない。 そう、 泣くという隙間がないほど現実を直視していた。 こんなに辛いのに、どうして私は狂ってしまわないのだろうと本気で思った。
みかん
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