みかんのつぶつぶ DiaryINDEX|past|will
淡々と一日を過ごし、黙々と入院の準備をしたんだった。 悲しいことなんてないんだからという日常を送ることが、 言葉にならない私からの励ましだった。 でも、 たまらなくなって夜中に泣いたんだ。やっぱり悲しくて。 静かに静かに眠るその吐息が、あまりにも切なくて。 キミは、キミの人生は、幸せだったのだろうか? 夜空に浮かぶ満月はいつも問いかけの扉。 あの頃からいつも、月に遠吠えをくりかえしくりかえしくりかえし。 人はやっぱり、独りでこの世に出てきて独りで去ってゆくものなんだね。
みかん
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