みかんのつぶつぶ
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2003年11月02日(日)


カサコソと、落ち葉転がる道を歩む季節となった。
本当に、季節は誰にでもどんな時にでも平等に変化するものだと感心する。


10年後、彼の歳を超えた時、
私は何を想うのだろう。


27年後、父の歳を超えても元気だった時、
私にはどんな出来事が起きているのだろうか。


青々としていた街路樹が、深く深く紅い色になるように、
私は、いつ舞い落ちてもいいような、そんな人生を歩んでいることを願い、
空ゆく雲へ、祈りと感謝を込めて、そっと見上げる。


お父さん、
あなたの生まれた日は、とてもとても悲しく深い季節ですね。
お父さん、
お父さん。




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