みかんのつぶつぶ
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2002年12月16日(月) 家庭の味

カレーライスを食べると必ず夜中にトイレで苦しむ小学生だった私。好きだから食べすぎちゃうのか、それとも体質に合わなかったのか。

でも私はカレーが好き。
カレーを作っているときが家庭を築いているという充実感を感じる。いや、煮込み料理を作るということはキッチンでの時間を過ごす時間が長いということで、その料理に費やす時間があるという余裕がそういう想い抱かせるのかも知れないな。
夕食の準備は慌しいという記憶の方が多い。仕事から帰れば子ども達はもうお腹ペコペコで待っている。のんびりと煮込み料理など作る余裕はない。まだかまだかと急かす息子に、マクドナルドじゃないんだからすぐには出てこない!などと訳のわからぬこじ付け文句も言ったものだ。そんな息子も今では、料理ができるまであと何分かと聞いてくるようになった。出来る頃を見計らって食卓に出没するということで。

私がカレーを作ると彼がよく言ったもので、こういう家庭のカレーの味はコックには作れないのだと。へえ、そういうものなのかねえと理由も聞かずに過ごしたけれど、もっとちゃんとその話題に突っ込んで聞いておくべきだったと今日も私はカレーを煮込みながら想うのである。

我家のカレーにはチーズをのせるのが常識だ。単に私がチーズ好きだということだからだが。10年前くらいだったか、私の妹(三女)が毎晩のように夕飯を食べに来ていた時期があって。私と子ども達がカレーにチーズをたっぷりのせてトロトロにして糸ひきながら食べる様子を、妹が複雑な表情をして見ていたのを思い出す。ホント、微妙な顔してたわよね。くくく。


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